...代代(よよ)に聞く名こそ異(こと)なれ...
上田敏 上田敏訳 「牧羊神」
...瀧浪家は御維新まで代代醫を業として居つて代代玄伯と言ふ名であつたさうです...
江南文三 「佐渡が島から」
...私の住んでゐた代代木新宿附近では白地の單衣の儘の人...
江南文三 「佐渡が島のこと」
...代代木中野方面の徳川三百年の苦心で作つた防風林をどしどし切つて行く東京...
江南文三 「佐渡が島を出て」
...世界大拡布説話の実例富士と筑波古老曰、昔祖神尊、巡二行諸神之処一、到二駿河国福慈岳一、卒遇二日暮一、請欲二寓宿一、此時福慈神答曰、新粟初嘗、家内諱忌、今日之間、冀許不レ堪、於レ是祖神尊恨泣詈曰、即汝親何不レ欲レ宿、汝所レ居山、生涯之極、冬夏雲霜、冷寒重襲、人民不レ登、飲良勿二尊者一、更登二筑波一、亦請二容止一、此時筑波神答曰、今夜雖二新甞一、不二敢不一レ奉二尊旨一、爰設二飲食一、敬拝祗承、於レ是祖神尊、歓然謌曰、愛乎我胤、巍哉神宮、天地並斎、日月共同、人民集賀、飲食富豊、代代無レ絶、日日弥栄、千秋万歳、遊楽不レ窮者、是以福慈岳常雪不レ得二登臨一、其筑波岳往集歌舞飲喫、至二于今一不レ絶也、蘇民将来と巨旦将来備後国風土記曰、疫隅国社、昔北海坐志武塔神、南海神之女子乎与波比爾出坐爾、日暮多利、彼所爾蘇民将来巨旦将来二人在支、兄蘇民将来甚貧窮、弟巨旦将来富饒、屋倉一百在支、爰爾武塔神借二宿処一、惜而不レ借、兄蘇民将来借奉留、即以二粟柄一為レ座、以二粟飯等一饗奉留、饗奉既畢出坐後爾、経レ年率二八柱子一還来天詔久、我将来之為報答、曰汝子孫其家爾在哉止問給、蘇民将来答申久、巳女子与二斯婦一侍止申須、即詔久以二茅輪一、令レ着二於腰上一、随レ詔令レ着、即夜爾蘇民与二女子二人乎一置天、皆悉許呂志保呂保志天支、即時仁詔久、吾者速須佐能雄神也、後世仁疫気在者、汝蘇民将来之子孫止云天、以二芽輪一着二腰上一、随レ詔令レ着、即家在人者将レ免止詔支、茲に引用せし二つの中、前者は『常陸国風土記』に出で、後のものは『釈日本紀』に出づ...
高木敏雄 「比較神話学」
...代代徳を積んでいて...
蒲松齢 田中貢太郎訳 「阿英」
...三好家では驚いて代代幡署(よよはたしょ)へ荻原の捜査方(そうさかた)を願い出た...
田中貢太郎 「位牌と鼠」
...そのうえ代代徳望のあるのをなつかしく思われて...
蒲松齢 田中貢太郎訳 「蓮花公主」
...八代代議士と倉持との会談も...
徳田秋声 「縮図」
...新村宗左衛門家は代代百姓であったが...
外村繁 「澪標」
...おほかた旧幕時代から代代住みつづけてる士族たちで...
中勘助 「銀の匙」
...喜三郎ことし十五の小性とて娘お蝶がませぶりをさげすみしたる樣もなく家代代の重寶をそつと小縁に運ぶ哉...
萩原朔太郎 「煤掃」
...代代の聖人様! おしりをつねりたまえ日本人の...
三好十郎 「廃墟(一幕)」
...母の実家が代代の勤皇家であるところへ...
横光利一 「微笑」
...田の線からなる幾何学とをせずにはいられぬ代代の習慣により...
横光利一 「夜の靴」
...「これが代代の日本の若者の心をそそのかせていって熄まなかったものか...
横光利一 「旅愁」
...僕の父は家代代の真宗なんですがね...
横光利一 「旅愁」
...「僕んとこのは代代名君だったからな...
横光利一 「旅愁」
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