...代代(よよ)に聞く名こそ異(こと)なれ...
上田敏 上田敏訳 「牧羊神」
...瀧浪家は御維新まで代代醫を業として居つて代代玄伯と言ふ名であつたさうです...
江南文三 「佐渡が島から」
...私の住んでゐた代代木新宿附近では白地の單衣の儘の人...
江南文三 「佐渡が島のこと」
...代代木中野方面の徳川三百年の苦心で作つた防風林をどしどし切つて行く東京...
江南文三 「佐渡が島を出て」
...代代徳を積んでいて...
蒲松齢 田中貢太郎訳 「阿英」
...田の境のことで代代仲が悪かった...
蒲松齢 田中貢太郎訳 「阿霞」
...三好家では驚いて代代幡署(よよはたしょ)へ荻原の捜査方(そうさかた)を願い出た...
田中貢太郎 「位牌と鼠」
...そのうえ代代徳望のあるのをなつかしく思われて...
蒲松齢 田中貢太郎訳 「蓮花公主」
...新村宗左衛門家は代代百姓であったが...
外村繁 「澪標」
...おほかた旧幕時代から代代住みつづけてる士族たちで...
中勘助 「銀の匙」
...十六いい道づれのあつたのを幸に伯母さんが先祖代代の墓参のため...
中勘助 「銀の匙」
...喜三郎ことし十五の小性とて娘お蝶がませぶりをさげすみしたる樣もなく家代代の重寶をそつと小縁に運ぶ哉...
萩原朔太郎 「煤掃」
...代代の聖人様! おしりをつねりたまえ日本人の...
三好十郎 「廃墟(一幕)」
...母の実家が代代の勤皇家であるところへ...
横光利一 「微笑」
...田の線からなる幾何学とをせずにはいられぬ代代の習慣により...
横光利一 「夜の靴」
...「これが代代の日本の若者の心をそそのかせていって熄まなかったものか...
横光利一 「旅愁」
...僕の父は家代代の真宗なんですがね...
横光利一 「旅愁」
...「僕んとこのは代代名君だったからな...
横光利一 「旅愁」
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