...映画の光学的映像より成る一つ一つのショットに代わるものが...
寺田寅彦 「映画芸術」
...役人が代わる間には法令も時々は代わる恐れがある...
寺田寅彦 「津浪と人間」
...鳥の鼻に嗅覚はないが口腔(こうこう)が嗅覚に代わる官能をすることがあるとある書に見えているが...
寺田寅彦 「とんびと油揚」
...これに代わるべき人力(じんりき)や自動車も少なくも東京市中ではあまり落ち着いた気分を養うには適しないようである...
寺田寅彦 「路傍の草」
...それに形式的原理――理念の独立――が代わる...
戸坂潤 「イデオロギーの論理学」
...社会は今日の大学に代わるようなものを恐らくラジオ放送局に求めるようなことはないだろう...
戸坂潤 「世界の一環としての日本」
...今の処他に代わるべきもののないような特性を備えた尊重すべき著述である...
戸坂潤 「読書法」
...むしろそれらを皆代わる交わるながめてみたくなる...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...クリストフは代わる代わるに...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...代わる代わるイソルデやカルメンに扮装(ふんそう)して現われた...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...彼らと地位を代わることは...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...そこの家具の肱掛椅子や椅子がくすんだ色と輝く色が代わる代わる縞をなしている植物繊維の材料で出来ているのを見ることほど物悲しいものはない...
バルザック Honore de Balzac 中島英之訳 「ゴリオ爺さん」
...ありきたりの思想に染まっていなくて運不運は代わる代わる自分の後からついてくるものと悟っているクリスチャンだけなのでしょうね...
バルザック Honore de Balzac 中島英之訳 「ゴリオ爺さん」
...任意の他の観念に取って代わる余地がある...
デイビッド・ヒューム David Hume 井上基志訳 「人間本性論(人性論)」
...「二百二十四号(ツーハンドレッド・トゥエンティー・フォー)」「七十六号(セブンティ・シックス)」二人は起ち上がって代わる代わる答えた...
平林初之輔 「鉄の規律」
...この身を以って天下が過ちに代わるものと...
藤野古白 藤井英男訳 「人柱築島由来」
...いよいよ言語に代わる程度に...
柳田国男 「雪国の春」
...それに代わるお方でもよろしい」傲岸(ごうがん)な態度である...
吉川英治 「親鸞」
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