...恐らくは人を代ふるも数ふる能はざる程の無数のバチルスありて...
石川啄木 「閑天地」
...其秋の盛岡に關する精細な記述に代ふるに...
石川啄木 「葬列」
......
伊藤左千夫 「紅葉」
...こんな事にまで現代ふうの見方を持って来るとすれば...
寺田寅彦 「芝刈り」
...滅びゆきたる数々に代ふべき石にいたづらに入江に高く堆(うづ)かれて人は夕にあこがれぬ...
渡久山水鳴 「はめつ」
...詩賦に代ふるに策論を以てした...
内藤湖南 「概括的唐宋時代觀」
...李後主はそれに代ふるに『掲』の字を使つて居る...
内藤湖南 「弘法大師の文藝」
...余はこれを除外し代ふるに鮮斎永濯(せんさいえいたく)尾形月耕(おがたげっこう)の二人を浮世絵師中に編入せんと欲す...
永井荷風 「江戸芸術論」
...今や文壇の趨勢既に『万葉』『古今集』以来古歌固有の音律を喜ばずまた枕詞(まくらことば)掛言葉(かけことば)等邦語固有の妙所を排(しりぞ)けこれに代ふるに各自辺土の方言と英語翻訳の口調(くちょう)を以てせんとす...
永井荷風 「江戸芸術論」
...味噌汁は三州(さんしゅう)味噌の煮漉(にごし)、実(み)は嫁菜(よめな)、二椀代ふ...
正岡子規 「墨汁一滴」
...もし洗ひ鯉に代ふるに初松魚(はつがつお)を以てせんか...
正岡子規 「墨汁一滴」
...そを戲文を以て論文に代ふる分疏(いひわけ)にせむはいかゞあるべき...
森鴎外 「柵草紙の山房論文」
...「ロマン」の字に代ふるに「エチユウド」の字を以てせば頗(すこぶる)妥(おだやか)ならむ...
森鴎外 「柵草紙の山房論文」
...代ふるに了蓮を以てしてゐる...
森鴎外 「壽阿彌の手紙」
...其詠ずる所尽(こと/″\)く取つて以て風土記に代ふべき也...
山路愛山 「頼襄を論ず」
...代ふるに最も自由なるものを以て授く...
横瀬夜雨 「花守」
...風呂敷づつみを持った手代ふうの男...
吉川英治 「鳴門秘帖」
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若山牧水 「樹木とその葉」
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