...史邦の「帷子（かたびら）」の発句と芭蕉の脇（わき）「籾（もみ）一升を稲のこぎ賃」との次に岱水が付けた「蓼（たで）の穂に醤（もろみ）のかびをかき分けて」を付けているところを見ると... 
寺田寅彦 「連句雑俎」
...兄は角帯に金鎖を巻き付けて...
夏目漱石 「それから」
...すべて亡くなった人の趣味を偲（しの）ばせる記念（かたみ）と見るべきものさえ故（もと）の通り貼（は）り付けてあった...
夏目漱石 「道草」
...あるいは少しばかり覚えたことに勿体（もったい）を付けてこれを他の一層未熟な人に売付けるのが教育屋であるということを度々聞きました...
新渡戸稲造 「教育家の教育」
...前の広場の楡（にれ）の並木には色とりどりの裸か電球が枝に付けてあるのも祭の季節だからだろうが...
野上豊一郎 「シェイクスピアの郷里」
...たった一枚で片付けているところが気に入った...
野村胡堂 「楽聖物語」
...親分さん」金之丞は早くも二人を見付けて...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...大地へ額（ひたひ）を摺（す）り付けて頼んでも...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...主人の善八が見付けて...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...よく御存じで」「お前は人殺しの疑いを受けて居ることは承知だろうな」縁側に引付けて平次は...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...呑気に片付けてしまってはいけないということさ...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...とお糸さんが煙草（たばこ）を吸付けてフウと烟（けむり）を吹きながら...
二葉亭四迷 「平凡」
...気を付けて緩々（ゆるゆる）養生し給え」大原「イヤモー全快だ...
村井弦斎 「食道楽」
...強いていろいろと理窟を付けて...
柳田国男 「年中行事覚書」
...我々の解釈を一方に引付けているのではないか...
柳田國男 「野草雑記・野鳥雑記」
...鼻の先の薄暗い空間を睨み付けてギリギリと歯ぎしりをしながら...
夢野久作 「鉄鎚」
...気を付けていた者が...
夢野久作 「キチガイ地獄」
...「つまらない奴を付けてよこしたものだ」と田辺は結城（ゆうき）警察屯所（とんしょ）の人選を恨んだ...
吉川英治 「旗岡巡査」
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