...寺の扉には小(ちひさ)き眞鍮の十字架を打ち付けたりき...
ハンス・クリスチアン・アンデルセン Hans Christian Andersen 森鴎外訳 「即興詩人」
...この上水べりに櫻と楓との若木を植ゑ付けたりと聞く...
大町桂月 「千川の櫻」
...扇風機を取り付けたり...
橘外男 「墓が呼んでいる」
...その通りにすぐ門口を喰付けたり...
田中貢太郎 「黒い蝶」
...いろ/\渾名(あざな)を付けたり...
田山花袋 「重右衛門の最後」
...また一の誠の字に工夫を付けたり...
徳富蘇峰 「吉田松陰」
...痛い部分を打ち付けたり...
マクス・ノイバーガー Max Neuburger 水上茂樹訳 「医学の歴史」
...説き付けたりしたのでした...
浜尾四郎 「死者の権利」
...風呂場に錠を付けたり...
牧野信一 「或る五月の朝の話」
...お前が先に名を付けたりしないという約束をした...
牧野富太郎 「牧野富太郎自叙伝」
...それで泡立てるには深い鉢へ白身を入れてこういう風に棒の頭を持(もっ)て手で押付けたり上げたり根気よく幾度も同じ事をしているのです...
村井弦斎 「食道楽」
...谷二つ隔てゝ北の方に新左の雪中に倒れたるを見付けたり...
柳田国男 「山の人生」
...柵(さく)の毀(こわ)れを直したり賄所の羽目板を打付けたりする...
山本周五郎 「赤ひげ診療譚」
...麦酒(ビール)の壜(びん)を片付けたりする...
山本周五郎 「留さんとその女」
...道具の二三に尾州家の印を付けたりしたんだが...
山本周五郎 「山彦乙女」
...酉の町を付けたりにして大ビラに吉原見物...
山本笑月 「明治世相百話」
...一人の青年の働き方が足りないといって泥だらけの平手で殴り付けたりしたので...
夢野久作 「巡査辞職」
...毀(こわ)れ物を片付けたり...
夢野久作 「暗黒公使」
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