例文・使い方一覧でみる「付」の意味

...元来その社会的性格は至極表面的・付加的であらざるを得ない... 元来その社会的性格は至極表面的・付加的であらざるを得ないの読み方
戸坂潤「イデオロギー概論」

...そこに一定の落ち付きが見出される場合である... そこに一定の落ち付きが見出される場合であるの読み方
戸坂潤「思想としての文学」

...蓋し妥協の内容に付ては... 蓋し妥協の内容に付てはの読み方
鳥谷部春汀「明治人物月旦（抄）」

...粘っこい眼付で彼の方をじろじろ眺めだした... 粘っこい眼付で彼の方をじろじろ眺めだしたの読み方
豊島与志雄「子を奪う」

...じっと据ってる眼付... じっと据ってる眼付の読み方
豊島与志雄「椎の木」

...そこで不圖日本の俳句に「鶯横丁曲らむとすれば時雨けり」といふのがあるのに目が付いて...
長塚節「竹の里人〔二〕」

...いくら抑え付けられても... いくら抑え付けられてもの読み方
夏目漱石「道草」

...五六分するとその本を叩（たた）き付けるように机の上へ抛（ほう）り出す... 五六分するとその本を叩き付けるように机の上へ抛り出すの読み方
夏目漱石「吾輩は猫である」

...北海道の言葉を一々手帳へ書き付けて毎日稽古して居りました... 北海道の言葉を一々手帳へ書き付けて毎日稽古して居りましたの読み方
楢崎龍、川田雪山「千里駒後日譚」

...あっしには見当も付かねえ」「何が不思議なんだ」「第一... あっしには見当も付かねえ」「何が不思議なんだ」「第一の読み方
野村胡堂「銭形平次捕物控」

...氣が付きましたかえ... 氣が付きましたかえの読み方
野村胡堂「錢形平次捕物控」

...先（ま）あ少し付き合って世間並の話でもして見たらどうだ」若い教授の手を取らぬばかりに... 先あ少し付き合って世間並の話でもして見たらどうだ」若い教授の手を取らぬばかりにの読み方
野村胡堂「判官三郎の正体」

...それにあの巫女のミショノーめ！　あたしからポワレまで奪い取ったんだ！　あの男と引っ付くために彼女は一体何をしたんだろうね...
バルザック　Honore de Balzac 中島英之訳「ゴリオ爺さん」

...この人は商人ではあるけれども英書も少し読み西洋の事に付（つい）ては至極（しごく）熱心... この人は商人ではあるけれども英書も少し読み西洋の事に付ては至極熱心の読み方
福澤諭吉「福翁自伝」

...ほんとうにヤケ糞らしい顔付をして... ほんとうにヤケ糞らしい顔付をしての読み方
牧野信一「妄想患者」

...負い目を返すという物語と結び付けたのは... 負い目を返すという物語と結び付けたのはの読み方
柳田國男「野草雑記・野鳥雑記」

...暢気（のんき）にして精の付く喰（た）べ物をたべる... 暢気にして精の付く喰べ物をたべるの読み方
山本周五郎「五瓣の椿」

...なにか汚ない物でもこびり付いているように... なにか汚ない物でもこびり付いているようにの読み方
山本周五郎「五瓣の椿」

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