例文・使い方一覧でみる「付」の意味

...あるいは静止しあるいはまた呼び覚まされて荒涼な空間中に新生命を付与するようになるであろう...
スワンテ・アウグスト・アーレニウス　Svante August Arrhenius 寺田寅彦訳「宇宙の始まり」

...石打付（ぶつつ）けてやるぞ... 石打付けてやるぞの読み方
石川啄木「漂泊」

...西洋人の教師を夜に乘じてなぐり付けたこと... 西洋人の教師を夜に乘じてなぐり付けたことの読み方
岩野泡鳴「泡鳴五部作」

...これを頭から撥（は）ね付けるようなことをしては... これを頭から撥ね付けるようなことをしてはの読み方
谷崎潤一郎「細雪」

...文学的なものとの交渉を明らかにするまでに纏りが付いていなかった迄である...
戸坂潤「思想としての文学」

...私はただ一言（いちごん）付け足しておきましょう... 私はただ一言付け足しておきましょうの読み方
夏目漱石「こころ」

...彼等の公表する思想なり言説なりに現れて来る変化を迹付（あとづ）ければ... 彼等の公表する思想なり言説なりに現れて来る変化を迹付ければの読み方
夏目漱石「点頭録」

...お孃樣にも何か變なことばかり付き纒（まと）ひます」「と言ふと――」「家の中に... お孃樣にも何か變なことばかり付き纒ひます」「と言ふと――」「家の中にの読み方
野村胡堂「錢形平次捕物控」

...... の読み方
濱田青陵「博物館」

...併（しか）しドウかしたなら出来ないことはないと大凡（おおよ）その見込（みこみ）が付（つい）て居ました... 併しドウかしたなら出来ないことはないと大凡その見込が付て居ましたの読み方
福澤諭吉「福翁自伝」

...彼は船板に体を押し付けて寒さをしのいだ... 彼は船板に体を押し付けて寒さをしのいだの読み方
アーネスト・ヘミングウェイ　Ernest Hemingway 石波杏訳　Kyo Ishinami 「老人と海」

...これから起こる事態に気付いたのです... これから起こる事態に気付いたのですの読み方
フレッド・Ｍ・ホワイト　Fred M. White 奥増夫訳「王冠の重み」

...」榮一は一廉（ひとかど）のいゝ思ひ付きのつもりで云つたことを... 」榮一は一廉のいゝ思ひ付きのつもりで云つたことをの読み方
正宗白鳥「入江のほとり」

...あけて置くのはむだだからねえ」爺やは付いて歩きながらおけいにそう云った...
山本周五郎「追いついた夢」

...駕（かご）が幾つも付いて来て... 駕が幾つも付いて来ての読み方
山本周五郎「菊千代抄」

...などと考えて行くうちに大粒になった雨に気が付いて... などと考えて行くうちに大粒になった雨に気が付いての読み方
夢野久作「斬られたさに」

...黙れ」と王は烈しく叱り付けました... 黙れ」と王は烈しく叱り付けましたの読み方
夢野久作「白髪小僧」

...標本室に這入って行く俺の姿を見付けたに過ぎないんだ... 標本室に這入って行く俺の姿を見付けたに過ぎないんだの読み方
夢野久作「一足お先に」

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