...他愛のない話であるが...
高村光雲 「幕末維新懐古談」
...こんな他愛のないことを考えることもある...
寺田寅彦 「重兵衛さんの一家」
...何が可笑しいと聞かれると実は返答に困るような甚だ他愛のない...
寺田寅彦 「初冬の日記から」
...他愛のないものといえば...
中谷宇吉郎 「古代東洋への郷愁」
...聞いてみれば他愛のない話である...
中谷宇吉郎 「千里眼その他」
...誠に他愛のない話であるが...
中谷宇吉郎 「寺田先生の追憶」
...これも他愛のないお芝居なのか...
林芙美子 「新版 放浪記」
...まるで十七八の小娘のやうに他愛のない女心になつてゐるのが久江には口惜しかつた...
林芙美子 「夜福」
...他愛のない駄洒落ばかりで...
久生十蘭 「顎十郎捕物帳」
...まったく他愛のないようなことなんだ……兄が乗り捨てたプリムスが豊橋のガレージにある...
久生十蘭 「肌色の月」
...どこへでもいってしまいますからね」あまり他愛のない男の甘さを見て...
吉川英治 「江戸三国志」
...他愛のない睦言(むつごと)に過ごす半日の二人の仲には...
吉川英治 「江戸三国志」
...ただもう恋に他愛のない女性(にょしょう)に返って...
吉川英治 「剣難女難」
...はや他愛のない男だ――)という風に見られている...
吉川英治 「新書太閤記」
...西の丸の女たちの群れのなかに、彼の姿は、他愛のない、一個、情痴(じょうち)の人間として、在(あ)った...
吉川英治 「新書太閤記」
...他愛のないしゅうとご様であった...
吉川英治 「梅※[#「風にょう+思」、第4水準2-92-36]の杖」
...他愛のないものばかりなら...
蘭郁二郎 「夢鬼」
...他愛のない迷信家である...
ルナアル Jules Renard 岸田国士訳 「にんじん」
便利!手書き漢字入力検索
この漢字は何でしょう??