...翌朝(よくあさ)はまた他事(ほかのこと)に心移(こゝろうつ)りて...
饗庭篁村 「隅田の春」
...他事(ひとごと)ながらいたわしくて...
泉鏡花 「薄紅梅」
...倭文子は当人と度々(たびたび)会いながらも、他事にまぎれて、今の今までそのことを忘れ果てていたのだ...
江戸川乱歩 「吸血鬼」
...他事(ひとごと)とは思えないので...
田中貢太郎 「位牌田」
...やがて他事がないといふことがわかると...
田山録弥 「一少女」
...それからその他事務家の注意しないではいられない部分などが...
コナンドイル Arthur Conan Doyle 三上於莵吉訳 「株式仲買店々員」
...他事物が之を決定する限りに於て...
戸坂潤 「イデオロギーの論理学」
...論理に対する他事物として...
戸坂潤 「イデオロギーの論理学」
...煙草をふかしながらぼんやり他事を考えていたが...
豊島与志雄 「塩花」
...他事はもう鞠躬如として太宰に仕えている...
豊島与志雄 「太宰治との一日」
...自分とは無関係な他事のように思われました...
豊島与志雄 「旅だち」
...他事を顧みずに注意力をそこに注がなければならない...
豊島与志雄 「新妻の手記」
...他事は敢て問わないようにも見えるばかりでなく...
豊島与志雄 「文学の曇天」
...アンドレ・ジィドは他事に託して云っている...
豊島与志雄 「文学の曇天」
...かように突然にお伺い致しました理由と申しますのは他事(ほか)でも御座いませぬ...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
...彼女はのんきさうに誰かと他事を話しながらにこにこ笑つてゐた...
横光利一 「悲しみの代價」
...寸土尺地にも鎬(しのぎ)を削りあって他事もない有様の折である...
吉川英治 「上杉謙信」
...同じ酒壺(しゅこ)の酒を孔明も共に飲んで他事なく話しかけるので...
吉川英治 「三国志」
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