...窮人に仕送りをする...
...両親にも仕送っていたから...
内田魯庵 「二葉亭四迷の一生」
...二円でも三円でも毎月かかさず親元へ仕送りをつづけた...
太宰治 「古典風」
...一日も早く本家の仕送りを完全に断って自立する必要のあることを...
谷崎潤一郎 「細雪」
...誰に仕送りをして貰(もら)ったのでもなく...
谷崎潤一郎 「細雪」
...そうなってからでもそれで生計を立てたのではなく月々道修町(どしょうまち)の本家から仕送る金子(きんす)の方が比較(ひかく)にならぬほど多額だったのであるが...
谷崎潤一郎 「春琴抄」
...ある日彼女はどこからか金が入ったとみえて――彼女は母からの月々の仕送りのように言っていた――何かこてこて買いものをしたついでに...
徳田秋声 「仮装人物」
...月々の仕送りをしてあげましょう...
徳田秋声 「縮図」
...月々(つき/″\)其方(そのはう)の仕送(しおくり)で...
夏目漱石 「門」
...姉の仕送りで」「昨夜は何処に居たんだ」「仲町(なか)の知合の家へ行って...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...いまは仕送りも百円と限定されてゐるので...
林芙美子 「愛する人達」
...恩田の仕送りで、十一月の終にその産院でどうやら男の子を産んだ...
林芙美子 「暗い花」
...秋川から仕送りをうけて...
久生十蘭 「あなたも私も」
...仕送りをしていること...
ルイザ・メイ・オルコット L. M. Alcott 水谷まさる訳 「若草物語」
...これっぱかりのはした金を仕送りなんぞと云えた義理か...
山本周五郎 「季節のない街」
...同時に「仕送り分は差引きだ」と宣告され...
山本周五郎 「季節のない街」
...又は故郷から仕送る父兄達なぞ...
夢野久作 「東京人の堕落時代」
...仕送りも途断えていた...
吉川英治 「剣の四君子」
...加賀の大納言(だいなごん)利家(としいえ)から二百石ぐらいの仕送りをうけているのだと人は羨(うらや)んでよく噂にいう...
吉川英治 「宮本武蔵」
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