...窮人に仕送りをする...
...平気で仕送りを受けているらしく物をいう葉子にはひどく反感を催したらしく...
有島武郎 「或る女」
...月々(つきづき)六七十円(えん)ずつも仕送(しおくり)され...
アントン・チエホフ Anton Chekhov 瀬沼夏葉訳 「六号室」
...故郷からの仕送りの金も...
太宰治 「東京八景」
...あいつに仕送りしてやったのだ...
アントン・チェーホフ Anton Chekhov 神西清訳 「ワーニャ伯父さん」
...子供が小学校を卒業するまで月々三十円の仕送りをしてほしいと...
豊島与志雄 「子を奪う」
...母の仕送りで毎日三十一文字をひねって居るのは...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...仕送りの絶えたあの子を...
フランセス・ホッヂソン・バァネット Frances Hodgeson Burnett 菊池寛訳 「小公女」
...里子の送つて来る仕送りを当てにして...
林芙美子 「瀑布」
...勿論皆があんたに毎年一二〇〇フランの仕送りをして...
バルザック Honore de Balzac 中島英之訳 「ゴリオ爺さん」
...何しろ大変な仕送りだと見えて...
久生十蘭 「魔都」
...親から仕送りなどという洒落(しゃれ)はないから...
二葉亭四迷 「浮雲」
...仕送りも偉ぶって行ったわけじゃない...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「煉獄」
...これまでもズッとこっちから仕送りをして来やしたが...
三好十郎 「おりき」
...三円の仕送りはあったが...
武者金吉 「地震なまず」
...貧苦を忍んで長年両親に仕送りを続けた先生が...
武者金吉 「地震なまず」
...きまった額の仕送りがあるし...
山本周五郎 「季節のない街」
...同時に「仕送り分は差引きだ」と宣告され...
山本周五郎 「季節のない街」
...ずいぶんけいきよく飲んでいたな」「かみさんから仕送りがきていたのさ」「それで箱根か」「湯治場は金になるからな」と云って木内はまた頭を垂れた...
山本周五郎 「へちまの木」
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