...窮人に仕送りをする...
...年老いてからは子供のミケルに仕送りをしてもらい...
愛知敬一 「ファラデーの伝」
...平気で仕送りを受けているらしく物をいう葉子にはひどく反感を催したらしく...
有島武郎 「或る女」
...T家よりの銅銭の仕送りに小心よくよく...
太宰治 「HUMAN LOST」
...一日も早く本家の仕送りを完全に断って自立する必要のあることを...
谷崎潤一郎 「細雪」
...私等よりも鳥の方がずっと大事にされていると云った○鵙屋(もずや)の家でも父の安左衛門が生存中は月々春琴の云うがままに仕送ったけれども父親が死んで兄が家督(かとく)を継いでからはそうそう云うなりにもならなかった...
谷崎潤一郎 「春琴抄」
...月々息子の養育費として四十ルーブルの仕送りをしていた...
アントン・チェーホフ Anton Chekhov 神西清訳 「可愛い女」
...月々の仕送りをしてあげましょう...
徳田秋声 「縮図」
...その教育費のほとんど全部を仕送っていた...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...しかし夫の仕送りがとぎれて...
夏目漱石 「三四郎」
...親分」「あんなのは大概善人さ」「河内屋から毎月仕送らせて...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...親に仕送りをする八五郎の方がどんなに可愛らしいか解らない」「親分」「心配するな...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...姉の仕送りで」「昨夜は何処に居たんだ」「仲町(なか)の知合の家へ行って...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...母の仕送りを受けながら...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...恩田の仕送りで、十一月の終にその産院でどうやら男の子を産んだ...
林芙美子 「暗い花」
...仲々田舎へ仕送りつて出来やアしないのに...
林芙美子 「瀑布」
...二人が暮すことはそんなに六つかしいことではあるまい――などと三千雄は仕送りの金の嵩を告げたりした...
牧野信一 「滝のある村」
...子どもの仕送りもするほどに――と」「えっ...
吉川英治 「大岡越前」
...加賀の大納言(だいなごん)利家(としいえ)から二百石ぐらいの仕送りをうけているのだと人は羨(うらや)んでよく噂にいう...
吉川英治 「宮本武蔵」
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