...それは能楽にも仕舞にも何等の徹底した鑑賞心をもって居らないからの言葉でありまして...
上村松園 「無表情の表情」
...仕舞には眼が眩んで倒れる...
江南文三 「相川おけさ」
...仕舞には梅子も少々考へ出した...
夏目漱石 「それから」
...仕舞にはそれが段々高(かう)じて...
夏目漱石 「それから」
...父(ちゝ)も仕舞には持て余(あま)して...
夏目漱石 「それから」
...仕舞には朝(あさ)奇麗(きれい)に分(わ)けた髪(かみ)がもぢや/\になつた...
夏目漱石 「それから」
...仕舞にはとう/\arbiter(アービター)elegantiarum(エレガンシアルム)と云ふ字を覚えた...
夏目漱石 「それから」
...仕舞に下駄を穿(は)いて下(した)へ降(お)りた...
夏目漱石 「それから」
...代助は仕方なしに、仕舞に、「久し振りだから、其所(そこ)いらで飯でも食おう」と云い出した...
夏目漱石 「それから」
...仕舞には朝奇麗に分けた髪がもじゃもじゃになった...
夏目漱石 「それから」
...仕舞に思い切って...
夏目漱石 「それから」
...仕舞に『月の夜影に見奉れば世を捨人...
野口米次郎 「能楽論」
...ビロードのルパシカ、巴里仕立てのタキシード、お召の襤袍(どてら)、そんなところは無事でしたが、お仕舞には、フェルトの帽子、薄汚れたボヘミアンネクタイ、スリッパなどが出るという浅ましい有様、やがて、そんなものを売り尽すと、今度は一と抱えの女物を持ち出して、片っ端から叩き始めました...
野村胡堂 「新奇談クラブ」
...お仕舞にはあきらめて...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...手持の語彙(ボキャブラリー)を総仕舞にしただけあって...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...鐘が鳴り仕舞になつた時...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...「一番お仕舞に、お嬢さんを見かけたのはどなたで?」「下女のお新(しん)でございますが、でもその前に私が――」依右衛門の後ろから、恐る恐る顔を出したのは、八五郎が曾(かつ)て吹聴した、妾のお通でした...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...柏餅を總仕舞にしてな...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
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