...やつぱり仕舞にやしつぽを卷いて...
小穴隆一 「二つの繪」
...A君は蠣殻町の勤め先を早仕舞にしてわたしの家に立寄り連立って出かけたのである...
永井荷風 「写況雑記」
...仕舞には校長が何とか云つてくればいいと思ふ...
夏目漱石 「鈴木三重吉宛書簡―明治三十九年」
...仕舞には受取(うけと)つたと云ふ礼状さへ寄(よ)こさなかつた...
夏目漱石 「それから」
...仕舞には、斯様(かやう)に考へなければならない自分が怖(こわ)くなつた...
夏目漱石 「それから」
...仕舞に何か用事を考へ出(だ)さうとした...
夏目漱石 「それから」
...仕舞には世の中が真赤(まつか)になつた...
夏目漱石 「それから」
...仕舞に医者に見て貰(もら)ったら...
夏目漱石 「それから」
...仕舞には自分ながら辟易(へきえき)した...
夏目漱石 「それから」
...仕舞にはそれが段々高じて...
夏目漱石 「それから」
...代助は仕舞に本棚の中から...
夏目漱石 「それから」
...芝居の仕舞になったのは十一時近くであった...
夏目漱石 「それから」
...貴方今日はどうかしているのね」と仕舞に梅子が云った...
夏目漱石 「それから」
...手持の語彙(ボキヤブラリー)を總仕舞にしただけあつて...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...そりやもう――」八五郎は語彙(ボキヤブラリー)を總仕舞にして...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...廓内の藝人を總仕舞にして...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...お仕舞には近所の衆が騷ぎ出して町役人も立ち合ひ...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...さっそく彼は身仕舞に取りかかった...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogolj(Николай Васильевич Гоголь) 平井肇訳 「死せる魂」
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