...お仕舞には右手を左手より速く廻すという芸当をやって見せた...
エドワード・シルヴェスター・モース Edward Sylvester Morse 石川欣一訳 「日本その日その日」
...お仕舞には川と路とが同じレヴェルになり...
石川欣一 「山を思う」
...やつぱり仕舞にやしつぽを卷いて...
小穴隆一 「二つの繪」
...仕舞に奪取るので御座います...
田中正造 「土地兼併の罪惡」
...仕舞には清々(すがすが)しい冬の空気までそれを聞いて笑い出したほど...
ディッケンス Dickens 森田草平訳 「クリスマス・カロル」
...御仕舞に連署している三人の名――島津将曹...
直木三十五 「南国太平記」
...A君は蠣殻町の勤め先を早仕舞にしてわたしの家に立寄り連立って出かけたのである...
永井荷風 「写況雑記」
...仕舞には漱石は昨日死んださうだ...
夏目漱石 「鈴木三重吉宛書簡―明治三十九年」
...代助は仕方(しかた)なしに、仕舞に、「久(ひさ)し振(ぶ)りだから、其所(そこ)いらで飯(めし)でも食はう」と云ひ出した...
夏目漱石 「それから」
...仕舞には、斯様(かやう)に考へなければならない自分が怖(こわ)くなつた...
夏目漱石 「それから」
...仕舞には些(ち)と酒でも取り寄せて飲もうかと思った...
夏目漱石 「それから」
...仕舞に思い切って...
夏目漱石 「それから」
...手持の語彙(ボキャブラリー)を総仕舞にしただけあって...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...そりやもう――」八五郎は語彙(ボキヤブラリー)を總仕舞にして...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...そりゃもう――」八五郎は語彙(ボキャブラリー)を総仕舞にして...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...お仕舞には近所の衆が騷ぎ出して町役人も立ち合ひ...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...それに因念事は一層藤吉には知らせず仕舞にした方が薬(くすり)だらうつて...
牧野信一 「淡雪」
...土地に馴染(なじみ)があるわけではなし、仕舞には、医者どのさえ診に来てくれはしなくなった...
三上於菟吉 「雪之丞変化」
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