...しわが寄ったボール紙が出てくる仕組みになっている...
井上貞治郎 「私の履歴書」
...外から送気しなくとも自主的に呼吸が続けられる仕組みとなっていた...
海野十三 「地球発狂事件」
...これは治める側から見ればきわめて都合のよい仕組みで...
丘浅次郎 「教育と迷信」
...この子会社の方の配当保証は十年間ぐらいで御免蒙るという仕組みである...
戸坂潤 「現代日本の思想対立」
...ここにきてる人たちを見てもわかるとおり万事うまく仕組みをした以上は...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...もう少し仕組みを換えると大やまが当らねえものでもなかりそうだ...
中里介山 「大菩薩峠」
...その責道具というのはこういう仕組みにするといい...
中里介山 「大菩薩峠」
...上で焚火するという仕組みでやっているものらしい...
中里介山 「大菩薩峠」
...先様(せんさま)お代りという仕組みで席料を取る...
中里介山 「大菩薩峠」
...区長と五人の村民が同罪に坐す仕組みである...
久生十蘭 「新西遊記」
...番頭・手代は商売全体の仕組みを知ることなく...
福沢諭吉 「学問のすすめ」
...私は八人か十人ばかりの連中が集まるように仕組み...
エドガー・アラン・ポー Edgar Allan Poe 佐々木直次郎訳 「ウィリアム・ウィルスン」
...もめ事や災難を仕組み...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「煉獄」
...すなわちこの間違の起りは文徳(もんとく)天皇御一代の歴史を書き集めた『文徳実録』の著者が一つの因縁話を仕組みホウコとハハコと音相近きを以て本来のホウコグサをモジッテ母子草としたのが始まりである...
牧野富太郎 「植物記」
...何んでもこれを四年で卒業する仕組みになっていたようだが...
牧野富太郎 「牧野富太郎自叙伝」
...ほんとうに新しい人間らしい仕組みの社会をつくってゆくことに協力し...
宮本百合子 「明日をつくる力」
...その仕組みは皆彼女の胸三寸から出るらしく...
夢野久作 「東京人の堕落時代」
...あれはべつに藤吉郎が初めて案出した仕組みではない...
吉川英治 「新書太閤記」
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