...何(ど)うにも仕様がないのです...
有島武郎 「私有農場から共産農団へ」
...早飲込だからこんがらがって仕様がない...
泉鏡花 「婦系図」
...穴ぼこの中にえんこしていたんじゃ仕様がないじゃないか...
海野十三 「火星探険」
...指紋はこれじゃ仕様がないねえ」老人は案外あっさりと返事をした...
海野十三 「深夜の市長」
...平和になってしまうのでは、仕様がない...
海野十三 「地球要塞」
...いたましくて仕様が無い...
太宰治 「花火」
...気になって仕様がない...
谷崎潤一郎 「The Affair of Two Watches」
...お前又何か取ったんだね! お前のようにてんや物ばかり喰(た)べていた日にゃお金が懸って仕様がないよ...
谷崎潤一郎 「痴人の愛」
...気立の合はないのも仕様がないと...
永井荷風 「畦道」
...道端で愚痴をこぼしてゐても仕様がない...
永井荷風 「買出し」
...家へ帰っても仕様がないので...
永井荷風 「つゆのあとさき」
...早く片がついてくれなくツちや仕様がありません...
永井荷風 「にぎり飯」
...唐紙をあけるとすぐ張りあげたようですよ」「それじゃ親分を殺す隙(ひま)はなかったはずだ――」「まアそんなことで」これでは仕様がありません...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...私歌劇女優になりたくて仕様がないのよ...
林芙美子 「放浪記(初出)」
...「空気なんて幾ら好くつたつて仕様がないぢやないのよ...
牧野信一 「小川の流れ」
...俺あお前のやうな辛抱人になりたくつて仕様がねえのに...
宮地嘉六 「煤煙の臭ひ」
...泣けて泣けて仕様がなくなりました...
夢野久作 「少女地獄」
...僕は貧乏だったんだから仕様がない...
横光利一 「旅愁」
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