...邪魔の入らぬうちに一刻も早く仕損じた敵討ちを完成するように云いつけたのです...
江戸川乱歩 「悪魔の紋章」
...「これまで一度だつて仕損じた事のない手品なのでござりますが...
薄田泣菫 「手品師と蕃山」
...もし仕損じて捕えられたら何とする...
谷崎潤一郎 「聞書抄」
...仕損じはない――久光は討てる...
直木三十五 「南国太平記」
...彼の決して仕損じまいと誓ったのは...
夏目漱石 「それから」
...たまたま吾妻橋(あずまばし)を通り掛って身投げの芸を仕損じた事はあるが...
夏目漱石 「吾輩は猫である」
...せいては事を仕損じないように構えた...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「くちなしの花」
...何うして此の仕損じを償うか...
松永延造 「職工と微笑」
...「決して仕損じのねえようにやりますよ」と...
山本周五郎 「ひとでなし」
...「失礼ながら不意に踏込むほうが仕損じのないように思われまするが」「場合によってはそうかも知れぬ」蝙也は微笑して...
山本周五郎 「松林蝙也」
...しかも断じて仕損じてはならぬ」そこで五人の仕手が選ばれた...
山本周五郎 「樅ノ木は残った」
...今夏六月七日の仕損じ以前は...
吉川英治 「私本太平記」
...矢矧川(やはぎがわ)の一戦を仕損じてからは...
吉川英治 「私本太平記」
...暗殺(やみうち)しようと計って仕損じたわがおあるじ尊氏どのだ」「これは? ……」と...
吉川英治 「私本太平記」
...万一仕損じたみぎりは...
吉川英治 「新書太閤記」
...なんの仕損じることがあるもんか」その晩...
吉川英治 「新・水滸伝」
...しかしヘタに仕損じたら大変ですからな...
吉川英治 「平の将門」
...「仕損じたか」自分も小脇差を抜いて...
吉川英治 「宮本武蔵」
便利!手書き漢字入力検索
この漢字は何でしょう??