...永井君は其の日は仕出し屋から食事を取寄せて自分を賄つて居る容子が其邊に顯はれて居た...
生田葵山 「永井荷風といふ男」
...煙草屋、荒物屋など暗い寂しい店に交って、仕出し屋、料理屋なども有る様子で、入口は狭いが普通の宿屋とは違った、奥深そうな洒落(しゃれ)た構えの旅館がぽつ/\見える...
岩本素白 「六日月」
...御料理仕出し「みさを」...
谷譲次 「踊る地平線」
...台所の隅に仕出し屋のおかもちや...
谷崎潤一郎 「痴人の愛」
......
徳冨蘆花 「小説 不如帰」
...俺らも実は食ってしまおうかどうしようかといろいろ考えたんだ」「どうも相済みません」仕出し屋の女はきまりの悪い面(かお)をして...
中里介山 「大菩薩峠」
...仕出し弁当で鎧櫃(よろいびつ)の傍に頑張っていながら...
中里介山 「大菩薩峠」
...筆屋の仕出し物で用を弁じておったこと...
原勝郎 「東山時代における一縉紳の生活」
...わしの荘園におった闘牛師(トレアドール)の仕出しが喰らい酔いよって...
久生十蘭 「ノンシャラン道中記」
...急いで仕出し屋へ走れのと...
二葉亭四迷 「平凡」
...所詮は仕出しにやゝ優る役を振られるくらゐのことであつたらうが...
正岡容 「異版 浅草燈籠」
...すんでいないといえば小鉢もののようなつきだしでさえ仕出し屋から取りつけているここの家では月末にそれだけを別口のつけにして請求してくる...
矢田津世子 「神楽坂」
...おきえさんの着いた夜は出入りの仕出し屋から料理をとり寄せて内輪な会食ですませた...
矢田津世子 「父」
...仕出し屋をよんでは料理の相談をする...
矢田津世子 「父」
...「どこかから仕出しでも取るんですか」半三郎は首を左右に振った...
山本周五郎 「あだこ」
...仕出し屋からでも取ったとみえる...
山本周五郎 「おれの女房」
...仕出し屋から取ったらしい肴の...
山本周五郎 「五瓣の椿」
...久世様お留守居屋敷、上弁七十人浜町様、仕出し、椀だね十七人清風亭へ、月ざらい弁当百二十人彦太は毎日、そんな文字を帳面へなすりつけていた...
吉川英治 「脚」
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