...お構いなしに空襲を仕かけてくるだろうからね」「そりゃそうですが...
海野十三 「空中漂流一週間」
...そしてとうとう貴下の仕かけて置いた罠に陥ってあの最期です...
海野十三 「人間灰」
...時計仕かけの発火器をつけたもので...
鈴木三重吉 「勇士ウ※[#小書き片仮名ヲ]ルター(実話)」
...光長は二本目の矢を弓に仕かけながら声を立てた...
田中貢太郎 「庭の怪」
...船の兩脇には大石火矢を仕かけたる船――」が日本海岸に出現したと...
徳永直 「光をかかぐる人々」
...九十九一人持居たるに強く仕かけられアツといつて倒れたり」といふ川路の興味に比べると...
徳永直 「光をかかぐる人々」
...何で兄さんにこんな問答を仕かけましょう...
夏目漱石 「行人」
...ぜんまい仕かけで...
萩原朔太郎 「玩具箱」
...川舟がハッパを仕かけた辺から...
葉山嘉樹 「万福追想」
...仕かけられたのでよぎなく買ったこの場...
三好十郎 「斬られの仙太」
...「この房を仕かけて亡くなったのだが...
矢田津世子 「※[#「やまいだれ+句」、第4水準2-81-44]女抄録」
...ちょうど仕かけた房のところから三寸ばかりの緋の糸が下っていて...
矢田津世子 「※[#「やまいだれ+句」、第4水準2-81-44]女抄録」
...それを想うと厖大な仕かけである...
柳宗悦 「北九州の窯」
...回り舞台の大仕かけに人気を呼んで...
山本笑月 「明治世相百話」
...価格の上下や型の変化こそあれ種も仕かけもない...
夢野久作 「街頭から見た新東京の裏面」
...案内を知って来た男は奥や二階に通されるという仕かけである...
夢野久作 「東京人の堕落時代」
...何か古代独得の薬品で死ぬ仕かけがしてないとも限らぬ...
横光利一 「欧洲紀行」
...闘争を仕かけるのであった...
吉川英治 「宮本武蔵」
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