...かねてから此の城中の表向きに仕え...
谷崎潤一郎 「武州公秘話」
...おのれの本能に仕えながらも同一の運命に仕えたのだった...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...最も卑しい召使として仕えている...
中島敦 「南島譚」
...近頃はなお上様家光公の側近くに仕えて重宝がられております...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...元来仕えるとは、君臣主従など言う上下の身分を殊にして、下等の者が上等の者に接する場合に用うる文字なり...
福沢諭吉 「女大学評論」
...あるいは政府に仕えて大いに用いらるべし...
福沢諭吉 「学問のすすめ」
...ひたすらかれに仕えている...
トオマス・マン Thomas Mann 実吉捷郎訳 「ヴェニスに死す」
...心得童子(こころえのどうじ)主人の思う事を叶(かな)えて久しく仕えしが...
南方熊楠 「十二支考」
...青面金剛はどうもハヌマンが仕えた羅摩の本体韋紐神より転化せるごとしとて...
南方熊楠 「十二支考」
...こんなふうを人間に仕える女房もしているものとはこれまで源氏は知らなんだ...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...彼女は仕えの女を呼んだ...
室生犀星 「津の国人」
...我々が病気のとき・老いたとき・また我々の用事において・我々に仕えてくれたかに応じて...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...我々は精神と霊魂とをもって神に仕えるだけでは足りない...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...久しく魏に仕えながら...
吉川英治 「三国志」
...それは年頃よく吉田忠左衛門に仕えていた足軽寺坂吉右衛門にちがいない...
吉川英治 「新編忠臣蔵」
...師の僧正に仕えているように...
吉川英治 「親鸞」
...上人に仕えることと易行(いぎょう)念仏門の本願に研鑽(けんさん)することは一日とて...
吉川英治 「親鸞」
...長く北宋に仕えて...
吉川英治 「人間山水図巻」
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