...もうすぐお参りの時間だから、仏間に行って静かにお祈りしましょう...
...家に来客があったら、仏間に案内してお茶を出すのが良いマナーです...
...家の仏間には、祖先の位牌やお花を飾ってます...
...おばあちゃんは毎朝仏間でお経を唱える習慣があるそうです...
...仏間のドアを開ける時は、ゆっくりと静かに開けるようにしましょう...
......
芥川龍之介 「廿年後之戦争」
...爾来次男は母屋の仏間に...
芥川龍之介 「庭」
...」糸七は仰天した、人参のごとく真(しん)まで染(そま)って、「お祖母さん、お祖母さん、お祖母さん、そんな事より、仏間へ行って、この、きれいな、珍らしいお客様の見えた事を、父、母に話して下さい...
泉鏡花 「薄紅梅」
...仏間にては、祖母が、さっきの言(こと)を真(ま)に受けて、りんなど打っていられはしないか...
泉鏡花 「薄紅梅」
...私のうちの人たちは父の寝棺の置かれてある仏間に集つた...
太宰治 「津軽」
...それから仏間へ行った...
豊島与志雄 「窓にさす影」
...岡っ引冥利(みょうり)だ、心配することはないから、放っておいてくれ」平次は事もなげに言って、相変らず、仏間から、二階、階段、納戸などを、根気よく調べ廻っております...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...仏間には朋輩の死骸のあることも忘れて...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...店と仏間と居間とそれを連絡する土間とを打ち抜いたところに...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...仏間の前は廊下、廊下を距(へだ)てて、義弟の伯次の住んでいる二た間の家、元より一家の構の中ですが、これは兄の平左衛門と違って船が好きで、殺生がすきで、窓からすぐ大川に飛出せるよう、東向きの部屋に陣取って、春の麗かさを満喫(まんきつ)しております...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...仏間に持って来て...
火野葦平 「花と龍」
...仏間になっている所とは襖子(からかみ)一重隔てた座敷に女王たちは住んでいるらしく思われた...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...若い子らにしばらく客人をまかせておくことにしよう」それから宮は仏間へおはいりになるのだったが...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...晋太郎を仏間へ呼んで相対した...
山本周五郎 「菊屋敷」
...縁側から仏間へ続く血と泥の足跡を拭(ぬぐ)い浄(きよ)めた...
夢野久作 「名君忠之」
...長男の嫁と二人並ぶと仏間も艶めき...
横光利一 「夜の靴」
...新七の家の仏間を借りうけて...
吉川英治 「黒田如水」
...どうかしたのか」「仏間にて...
吉川英治 「私本太平記」
便利!手書き漢字入力検索