...私たち人間はみな、仏性を持っていると信じています...
...仏教では、仏性を開くことが目的の一つです...
...仏性を開くためには、瞑想が効果的だと言われています...
...仏性を開くことで、人生がより意味のあるものになると言われています...
...本来、すべての人間には仏性が備わっているとされています...
...これも仏性の愚妻の一人であった...
太宰治 「創生記」
...仏も昔は凡夫なりわれらも後には仏なりいづれも仏性(ぶつしやう)具せる身を隔つるのみこそ悲しけれそれは悲しい調子に歌い出されて来ましたが...
中里介山 「大菩薩峠」
...一切衆生に皆仏性があるというのに今に至る迄生死に輪廻(りんね)して救われないのは...
中里介山 「法然行伝」
...鬼になるのは私のような仏性(ほとけしょう)の者に限るとよ」左孝と白旗直八は背中合せに立って目を縛り...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...一切のものはその仏性(ぶっしょう)においては...
柳宗悦 「民藝四十年」
...「女ッてえものはね、日に二三度は横ッ面をはっとばしてやらなくッちゃあいけね、拳骨でも平手でも、薪ざっぽでも構やしねえ、ぱんぱんッてね、……遠慮も会釈もねえ、まずいせえよくぶっくらわすこッた、ぱんぱんッてね、おらあその式だ、……やい阿魔ッ酒を買って来い、釜の下あ焚きつけろ、すべた野郎、来ておれの足を洗え、……おらあいつもこの式さ」「旦那は本気にしねえかもしれねえ」松は強いのをひと口飲んで続けた、「――だがね、旦那、おれがこんな式をやるにゃア、それ相当のわけがあるんだ、人間が酒を飲んで酔うには、酔うだけのわけがあるように、嘘アつかねえ、おらあね、……おれの父(ちゃん)でそいつをよく見たんだ、おれのこの眼でよ、旦那、おらあこれだけは旦那に云わずにゃアいられねえ」「おれの父は温和しい人間だった」松は舌ったるく話しだした、「――酒も煙草もろくろく口にしねえ、桶屋(おけや)だったが、腕はよかった、仲間の職人からそねまれるくれえの仕事をした、浅草橋からこっちの番手桶は父でなくッちゃあならねえ、と云われたくれえなんだが、仏性で、……そこは自分でもじれったかッたらしい、頭がこすくまわらねえ、仕事にはばかな念をいれるが、どうしてもあこぎな銭が取れねえ、おまけに人を騙(だま)すより騙されるッてえ、くちだった...
山本周五郎 「嘘アつかねえ」
...「一切衆生、悉有仏性」は、通例、「一切衆生、悉(ことごと)く仏性有り」と読まれる...
和辻哲郎 「日本精神史研究」
...これを仏性と名づく...
和辻哲郎 「日本精神史研究」
...衆生と仏性との関係を示す言葉としてではなく...
和辻哲郎 「日本精神史研究」
...すなわち衆生の中に仏性が...
和辻哲郎 「日本精神史研究」
...衆生無仏性なり」...
和辻哲郎 「日本精神史研究」
...それに「一切衆生仏性無し」を対せしめるからである...
和辻哲郎 「日本精神史研究」
...仏性の有無を問題とするからである...
和辻哲郎 「日本精神史研究」
...いかならんかこれ仏性と問取すべし...
和辻哲郎 「日本精神史研究」
...「無仏性の正当恁麼時(しょうとういんもじ)...
和辻哲郎 「日本精神史研究」
...仏性の意義はかくのごとく悉有あるいは無において現わされる...
和辻哲郎 「日本精神史研究」
...仏性の義廓然(かくねん)として虚明(こめい)なり...
和辻哲郎 「日本精神史研究」
...悉有仏性あるいは無仏性の真理は...
和辻哲郎 「日本精神史研究」
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