...ただ仏体を建てるのが...
泉鏡花 「悪獣篇」
...一つは京都の博物館にある婆藪(ばそう)仙人と今一つは法隆寺の宝蔵にゐる何とか言つた仏体だ...
薄田泣菫 「茶話」
...」と賞立(ほめた)てた事のある仏体だ...
薄田泣菫 「茶話」
...十二神将(じんしょう)の如き仏体をいう...
高村光雲 「幕末維新懐古談」
...そして更に不思議なのは、洞窟内の仏体が、黒檀の箱に納めた二個のミイラである...
豊島与志雄 「「沈黙」の話」
...仏体をおんぶした恰好や...
野村胡堂 「新奇談クラブ」
...仏体破却の罪の恐ろしさが...
野村胡堂 「新奇談クラブ」
...あらゆる限りの大小種々の仏体が...
野村胡堂 「新奇談クラブ」
...ちょうど仏体に手が届きます...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...あの仏体は誰の作でしょう」「それが解らぬ」「この間殺された勘兵衛じゃありませんか...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...仏体を洗いかけた水には...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...厨子(ずし)は金銀を鏤(ちりば)め、仏体には、玉(ぎょく)がはめ込んである...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...本尊の仏体仏具まで手当り次第に盗み歩いた不思議な怪盗の詮索に...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...三十貫あまりの仏体が引摺り上げた様子もなかったのです...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...ただの枯木の仏体を見たのに過ぎなかった...
正宗白鳥 「冬の法隆寺詣で」
...金泥の仏体にも墨絵の襖絵(ふすまえ)にもカビが生(は)えそうな蒸(む)しあつさである...
吉川英治 「新書太閤記」
...仏体の胎内(たいない)にでも象(かたど)ってあるのか...
吉川英治 「新・水滸伝」
...偈(げ)を説いていうには、「身現二円月相一、以表二諸仏体一、説法無二其形一、用弁非二声色一」...
和辻哲郎 「日本精神史研究」
便利!手書き漢字入力検索