...今般の新型コロナウイルスの影響で、多くのイベントが中止になった...
...今般の台風で、被害が報告された地域もある...
...今般の彼女の言動には驚いた...
...今般、新しい仕事に就くことになった...
...今般の経済情勢について、専門家の見解が分かれている...
...今般、当村内にて、切支丹(きりしたん)宗門の宗徒共、邪法を行ひ、人目(じんもく)を惑(まど)はし候儀に付き、私見聞致し候次第を、逐一(ちくいち)公儀へ申上ぐ可き旨(むね)、御沙汰相成り候段屹度(きつと)承知仕(つかまつ)り候...
芥川龍之介 「尾形了斎覚え書」
...『今般(こんぱん)帷子小路(かたびらこうぢ)の四畳半より加賀野川原町(かはらちやう)四番戸に転居仕候(つかまつりさふらふ)』と云ふ知人への知らせの端書に何の事はなけれど...
石川啄木 「閑天地」
...「今般去る貴婦人の需(もとめ)に応じグット艶(つや)ッぽく露の家尾花と改号」云々という文である...
内田魯庵 「硯友社の勃興と道程」
...今般四年がかりにて俳諧辞書編輯を了(お)え大倉書店より出版につき大兄の序文もしくは校閲願度旨にて参上仕候につき御面倒ながら御面会相願度と存候...
高浜虚子 「漱石氏と私」
...川路より阿部伊勢守へ宛て「今般亞米利加人渡來いたし候に付...
徳永直 「光をかかぐる人々」
...今般それを一冊子として岡村書店より発行せらるることとなったのである...
内藤鳴雪 「鳴雪自叙伝」
...そこで今般の廃藩置県は久しく戴いた...
内藤鳴雪 「鳴雪自叙伝」
...南玉は、平然として「これに控えおります拙(せつ)の姪儀、いやはや奇妙不可思議の御縁により、計らずも、今般、岡田小藤次利武殿の御見出しにあずかり奉り――」「南玉――いや、良庵さん、もう、よく娘のことは話してあるから――」「ところでげす」「判ってるったら――」深雪が、南玉の袖を引いた...
直木三十五 「南国太平記」
......
断膓亭日記巻之四大正九年歳次庚申 「断腸亭日乗」
...今般残らず下賤困窮人共に合力(ごうりき)の為配当つかはし申すべし...
中里介山 「大菩薩峠」
...今般御上洛被仰出折柄難捨置(おほせいださるるをりからすておきがたく)...
中里介山 「大菩薩峠」
...(下略)」一〇 (一二八ページ)「拙者儀、今般、政府尋問の廉有之、明後十七日県下発程、陸軍少将桐野利秋、陸軍少将篠原国幹、及旧兵隊の者随行致候間、其台下通行の節は、兵隊整列、指揮を可被受、此段照会に及侯也明治十年二月十五日陸軍大将 西郷隆盛熊本鎮台司令官」一一 (一二九ページ)「比叡山延暦寺に関する事実仏像仏具等は、一所に囲い置可申儀定に候処、其場に相成り、京都より参し候ものの内、焼捨致し侯方可然哉之旨申聞候に付、私儀も至極之事と存じ、老分之者に申し聞け、夫々差図いたし、仏像仏器は、却つて焼捨てられ、辛櫃(からびつ)に相納め候...
蜷川新 「天皇」
...依て今般御召に相応じ去る二月遙々上京仕り...
服部之総 「新撰組」
...今般の一条につきては...
福沢諭吉 「学問のすすめ」
...云々(うんぬん)今般(こんぱん)倅(せがれ)釜次郎犯罪の儀...
福澤諭吉 「福翁自伝」
...今般全安様御事、伊沢家へ御養子御熟談相整重畳愛度奉存候...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...今般、武蔵介経基の告状によりて、将門を推問せらるべきの由なり...
吉川英治 「平の将門」
...広告今般左ノ者等(ラ)発起人ト相成...
吉川英治 「松のや露八」
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