...今歳(ことし)の正月...
田中貢太郎 「宇賀長者物語」
...今歳(ことし)はいかなれば...
樋口一葉 「あきあはせ」
...空(むな)しく二八の春(はる)もすぎて今歳(ことし)廿(はたち)のいたづら臥(ぶし)...
樋口一葉 「曉月夜」
...ああ今半月の今歳(ことし)が過れば新年(はる)は好(よ)き事も来たるべし...
樋口一葉 「大つごもり」
...知らじな雪の今歳も又...
樋口一葉 「雪の日」
...今歳(ことし)この度みやこを離れて八王子に足をむける事これまでに覚えなき愁(つ)らさなり...
樋口一葉 「ゆく雲」
...今歳この度とりわけて珍らしきさまにもあらぬを...
樋口一葉 「ゆく雲」
...今歳この度みやこを離れて八王子に足をむける事これまでに覺えなき愁(つ)らさなり...
樋口一葉 「ゆく雲」
......
樋口一葉 「別れ霜」
...今歳(ことし)は別(わ)きてお客樣(きやくさま)の數多(かずおほ)く...
樋口一葉 「われから」
...今歳(ことし)は斯う云う不時な事があって困却致すとか云うような事を...
福澤諭吉 「福翁自伝」
...その次にかうある――「皇帝の誕生日は今歳(ことし)は東京ではかうして祝されたのである...
二葉亭四迷 「露都雑記」
...昨今歳暮気分に漲って...
宮本百合子 「暮の街」
...今歳元旦春色繁...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...「今歳(こんさい)は歳始の書もいまだ差上不申哉...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...今歳華甲...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...卜得酔郷今歳富...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...岐阜ニ得ルモ忽チ倦(ウ)ム風雲オサマッテ更ニ風雲ヲ望ム花鳥風月マダ友ニアラズ今歳(コンサイ)ノ計策(ケイサク)ソレ如何(イカニ)――こんなお質(たず)ね事が書いてあるのだ...
吉川英治 「新書太閤記」
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