...予は猶(なお)母牛の注意を男共に示して置(おい)て寝てしまった夜明けて後男共は今暁(こんぎょう)の死犢(しとく)を食料にせんことを請求してきた...
伊藤左千夫 「牛舎の日記」
...お三根の死は今暁(こんぎょう)の午前一時から二時の間だと思われた...
海野十三 「金属人間」
...みな今暁(こんぎょう)息をひきとったそうです」「うん...
海野十三 「国際殺人団の崩壊」
...まちがいなくミマツ曲馬団が今暁(こんぎょう)二時...
海野十三 「爆薬の花籠」
...今暁錦地へ罷越(まかりこし)候が...
直木三十五 「南国太平記」
...今暁の御検証で松谷鶴子の殺害犯人が警察官であるとされるならば...
久生十蘭 「魔都」
...今暁(こんぎょう)...
火野葦平 「花と龍」
...まして今暁のような残党どものうごきもあっては」「でも...
吉川英治 「私本太平記」
...これは今暁のことだった...
吉川英治 「私本太平記」
...だから今暁はまず...
吉川英治 「私本太平記」
...左馬介も、這般(しゃはん)の消息はまだふかく聞いていないが、今暁、ここの城門をたたく者があって、云々(しかじか)の由を、寝耳に聞かせられたときから、彼としては、(さてはまた何事か、信長公の感情にふれたな)と察して、光秀の顔をここに見るまでは、ひそかに胸を傷(いた)めていたものであった...
吉川英治 「新書太閤記」
...光秀の面色は今暁...
吉川英治 「新書太閤記」
...本能寺へ」「いかにも」「どうしてそのように迅(はや)くお知りになりましたか」「知ったかと?」「今暁(こんぎょう)の変を」「はて...
吉川英治 「新書太閤記」
...「今暁の手違いは...
吉川英治 「新書太閤記」
...(今暁、佐久間勢八千、間道より中入りを遂げ、大岩砦の瀬兵衛苦戦)と、早馬をもって告げて来たのである...
吉川英治 「新書太閤記」
...今暁(こんぎょう)ここへ来る時には...
吉川英治 「源頼朝」
...「立会人として今暁これまでまいったるに...
吉川英治 「宮本武蔵」
...蓮台寺野の折も、次の時も、実見できなかったが、今暁は見られる...
吉川英治 「宮本武蔵」
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