...つまり何だな、某氏は今暁、ベロナールを飲下して自殺をはかつたが、幸少量であつたため苦悶中発見され、手当を受けた、と...
武田麟太郎 「日本三文オペラ」
...今暁午前三時五十分から同四時五十分までの間に...
久生十蘭 「魔都」
...十月三日(土曜)今暁...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...今暁の霧のひどさは格別であった...
吉川英治 「上杉謙信」
...家臣の福原主水が、女の意趣とか何とか、言語道断な沙汰で、同僚の者を暗殺した上、藩用を詐称(さしょう)して、城下の町人から急場の金を借り、それを持って、今暁、津軽領から逐電(ちくてん)してしまった...
吉川英治 「鬼」
...――今暁、曹操遂に死せりと、喪(も)を発するがよい...
吉川英治 「三国志」
...佐々木、早よう何とかならんかな」「ならぬかとは」「ご処置の決定だ」「そこは、鎌倉表においても、あらゆる議事を尽しておりましょうが、ほかならぬ前天皇のことですから」「うかと断(だん)を下(くだ)せぬのは分りきっているが、何せい、こう延々(のびのび)では、ここが堪(たま)らぬよ、仲時もほとほと疲れた」「まこと、今暁のように、残党どもの出没もあり、ややもすれば、先帝奪回とか、先帝御殺害などの風説もあっては、お気の休まるひまもありますまい」「それらはまあいい...
吉川英治 「私本太平記」
...つい今暁まで宿所の土倉に籠(こ)められていたのだ...
吉川英治 「私本太平記」
...ついに今暁……」「今暁...
吉川英治 「私本太平記」
...いや今暁来の裏切り者が...
吉川英治 「私本太平記」
...すでに明け方へかけては、刻々と、敵のうごきもここへ聞えている――一挙(きょ)、太宰府を落し、その勢いで、なおぞくぞく前進中と聞えていた菊池武敏を主力とする阿蘇(あそ)、秋月、黒木などの九州宮方の大軍は、今暁早や、博多箱崎の地点に近し――という情報がしきりだった...
吉川英治 「私本太平記」
...「どうした?」秀吉が訊くと、その一名が、「今暁、鳴谷川の現場において、お奉行には、申し訳がないと、このとおりお詫びの一通を書き遺し、見事にお腹を召して果てました」と、いう...
吉川英治 「新書太閤記」
...光秀の面色は今暁...
吉川英治 「新書太閤記」
...「当家の主(あるじ)か」「されば道三でおざる」「それがしは、並河掃部(なみかわかもん)の手についておる山部主税(やまのべちから)であるが、今暁来の合戦に、味方の傷負(てお)いをおいたわり下されたこと、明智の殿の御名をもってお礼をいう」「医として、為(な)すことを為したまでのこと...
吉川英治 「新書太閤記」
...今暁からの合戦にて...
吉川英治 「新書太閤記」
...今暁(こんぎょう)からの味方の浮足は見るにたえないものだった...
吉川英治 「新書太閤記」
...そして、今暁、「これが、最後」と思って出した兵も、待てど待てど、梨(なし)のつぶてだった...
吉川英治 「新書太閤記」
...おれは今暁飛行機で香港にくると陳独秀の革命的遺産をうけついだのだ! 彼は汕頭に落ち延びた...
吉行エイスケ 「地図に出てくる男女」
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