...また甲府へ帰って見ると昨夜――というよりは今暁に近い時...
中里介山 「大菩薩峠」
...今暁有明荘の六人が「カーマス・ショオ」の六人とつるんで泊り込んだ築地の待合「すず本」の検証...
久生十蘭 「魔都」
...九時終り、赤坂の加藤へ、今暁、伯母上死去のため、行く...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...今暁(けさ)の雪に健康をそこねて苦しい気がしますから...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...今暁渡った広瀬を越え...
吉川英治 「上杉謙信」
...今暁の無礼は、酔中の不覚、ゆるしてください」といった...
吉川英治 「三国志」
...「……まだか」今暁...
吉川英治 「私本太平記」
...越後守北条仲時は、じぶんを捜してこれへ来たらしい佐々木道誉を見て、「今暁来、ご苦労だったな」と、まず言った...
吉川英治 「私本太平記」
...つい今暁まで宿所の土倉に籠(こ)められていたのだ...
吉川英治 「私本太平記」
...名和はどこに」おぼえのある今暁の声を聞きとめて...
吉川英治 「私本太平記」
...今朝からはしきりと、幼い頃の、添い寝の母が思い出されてならなんだ」「尼公さまも、ここ幾夜もお嘆きでございましたが、はや東慶寺の御門も危うくなりましたので、今暁、五山の僧衆に守られて、円覚寺の奥まった一院へお身をお移しなされました」「そうか...
吉川英治 「私本太平記」
...太宰府は今暁(こんぎょう)...
吉川英治 「私本太平記」
...「――今暁(こんぎょう)...
吉川英治 「私本太平記」
...だから今暁はまず...
吉川英治 「私本太平記」
...と思っていたら今暁の出来事……吉か凶か...
吉川英治 「新・水滸伝」
...しかし、今暁の試合に、貴公を立会人として、誰が頼んだか...
吉川英治 「宮本武蔵」
...蓮台寺野の折も、次の時も、実見できなかったが、今暁は見られる...
吉川英治 「宮本武蔵」
...今暁の敵は百数十名にものぼるらしく察しられた...
吉川英治 「宮本武蔵」
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