...予は猶(なお)母牛の注意を男共に示して置(おい)て寝てしまった夜明けて後男共は今暁(こんぎょう)の死犢(しとく)を食料にせんことを請求してきた...
伊藤左千夫 「牛舎の日記」
...今暁盗人の為に殺害せらる...
太宰治 「右大臣実朝」
...天皇陛下今暁(こんぎょう)一時四十三分崩御(ほうぎょ)あらせられたと云う事を告げた...
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」
...今暁三時五十分から五時までの間に...
久生十蘭 「魔都」
...浦風に似た気のいたしました今暁の山風にも...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...今暁(こんぎょう)...
吉川英治 「篝火の女」
...「……まだか」今暁...
吉川英治 「私本太平記」
...さきに本庄鬼六の報でも、今暁、なお不明と、いわれていた足利高氏のうごきも、ようやく、その出方がわかってきた...
吉川英治 「私本太平記」
...今暁らい、異常なうごきが、尊氏のいる六波羅を、おおいつつんでいるというのである...
吉川英治 「私本太平記」
...いや今暁来の裏切り者が...
吉川英治 「私本太平記」
...今暁はもう暗いうちからの物騒(ものざわ)めきで...
吉川英治 「私本太平記」
...今暁、乱を知って、宙をとんで駈けて来たが、元より間にあうはずもない...
吉川英治 「新書太閤記」
...今暁来、彼は、大岩、清水谷、賤ヶ嶽にわたる火花と銃撃とを、ここの床几(しょうぎ)から静観していたにちがいない...
吉川英治 「新書太閤記」
...そして、今暁、「これが、最後」と思って出した兵も、待てど待てど、梨(なし)のつぶてだった...
吉川英治 「新書太閤記」
...「……じつは」と、声をひそめて、主(あるじ)の晁蓋(ちょうがい)から、今暁の事の次第、劉唐(りゅうとう)の本体、またその劉唐が持ちこんだところの情報などを、審(つまびら)かに打ち明けられて、さすがに呉学人も黙考、久しい体(てい)だった...
吉川英治 「新・水滸伝」
...と思っていたら今暁の出来事……吉か凶か...
吉川英治 「新・水滸伝」
...われわれは故浅野内匠頭の家来共にて候が、今暁、本所の吉良邸へ推参(すいさん)、上野介殿の御(み)しるしを乞いうけて、本意を達し、故殿の御墓前にそなえんものと、一同、当菩提所(とうぼだいしょ)まで引き揚げて参りました...
吉川英治 「新編忠臣蔵」
...蓮台寺野の折も、次の時も、実見できなかったが、今暁は見られる...
吉川英治 「宮本武蔵」
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