...今後は部落民だからと云って容赦はしない...
池宮城積宝 「奥間巡査」
...今後は更に冷却して今日の月に見る如く...
丘浅次郎 「人類の将来」
...今後は大いに面目を改めるであろうが...
丘浅次郎 「生物学的の見方」
...恐らく今後は従来よりもいっそう理科の進歩に都合のよい状態になるであろう...
丘浅次郎 「理科教育の根底」
...今後は中々その様な訳には行かぬ...
丘浅次郎 「理科教育の根底」
...今後は言葉と言葉との間を...
薄田泣菫 「茶話」
...今後はさらに一層勉強しなければならないと話し合ったことでありました...
高村光雲 「幕末維新懐古談」
...――今後は絶対に焼酎と絶縁する...
種田山頭火 「其中日記」
...今後は誓つて、よい酒、うまい酒、恥づかしくない酒、悔ゐない酒、――澄んでおちついた酒を飲まう、飲まなければならない...
種田山頭火 「其中日記」
...今後は少し、この点を省察して行きたいものである...
戸坂潤 「科学と科学の観念」
...今後は愈々アジアが支配する世界が来るのだ...
戸坂潤 「日本イデオロギー論」
...今後は百姓になるかそれとも闇屋になるかしなくては...
原民喜 「書簡」
...あたかも従来一本の穂しか生じなかった場合に今後は二本の穂を生ずべしと規定するようなものである...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...今後は、永久につづくこのクラブのために、大いに力をいたす考えであります...
ルイザ・メイ・オルコット L. M. Alcott 水谷まさる訳 「若草物語」
...今後はどうなって行くかというような不安が...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...今後はお居間の御簾の前へ御安心くだすって私の座をお与えください...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...今後は逃(の)がさぬぞ...
夢野久作 「白髪小僧」
...――で、奉行所の白洲に坐ってからというものは、幾度もここへ出て、(今後は、自分が先に立って、家族の生活(くらし)も質素に改め、息子や雇人たちをも自身で督励(とくれい)して、きっと両三年の間には、借財(しゃくざい)も返すようにしてみせるから、どうか、彦兵衛どのに、慈悲と思うて、又むかしの誼(よし)みを思うて、家屋の追立だけは、暫くゆるしてもらいたい)哀願しては、奉行の前で、泣くばかりであった...
吉川英治 「鍋島甲斐守」
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