...今度こそは立派に人一人轢き殺して...   
芥川龍之介  「邪宗門」 
...すくなくとも今度こそは稀古の宝物を手に入れたという確信を持っているのだが...   
エドワード・シルヴェスター・モース Edward Sylvester Morse 石川欣一訳 「日本その日その日」 
...けれども今度こそは書いて見ます...   
伊藤野枝  「S先生に」 
...エセックスも今度こそはと自負しながら女王のもとに馳せつけたが――女王は非常なよそよそしさで...   
リットン・ストレチー Lytton Strachey 片岡鉄兵訳 「エリザベスとエセックス」 
...今度こそいいのを手に入れるから」「ええ...   
谷崎潤一郎  「蓼喰う虫」 
...かつ今度こそ十分に効を奏したのです...   
谷崎潤一郎  「途上」 
...もう今度こそは私を棄てないで下さいまし...   
谷崎潤一郎  「秘密」 
...今度こそは用が済んだら...   
夢野久作  「ルルとミミ」 
...今度こそ本當に逆上(のぼせ)あがつてをりました...   
野村胡堂  「錢形平次捕物控」 
...予(かね)て狙(ねら)って置いたもう一つの手段で今度こそは間違いなくお房を狙った...   
野村胡堂  「銭形平次捕物控」 
...よくなつたら、今度こそ、堅実な職場をみつけて働くつもりです...   
林芙美子  「浮雲」 
...今度といふ今度こそは...   
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogoli 平井肇訳 「狂人日記」 
...今度こそ自分の計画を実行してやろうというのが...   
エドガー・アラン・ポー Edgar Allan Poe 佐々木直次郎訳 「ウィリアム・ウィルスン」 
...とにかく今度こそはこの百磅を確かに預って置いて下され」と懇(ねんご)ろに頼む...   
穂積陳重  「法窓夜話」 
...つまり今度という今度こそは...   
吉川英治  「宮本武蔵」 
...今度こそはお老母(ばば)にも叛(そむ)くまい...   
吉川英治  「宮本武蔵」 
...アガアトは、今度こそ、先手を打たれないようにしなければならぬ...   
ルナアル Jules Renard 岸田国士訳 「にんじん」 
...今度こそは後顧の憂のある信長を苦しめることが出来る...   
和辻哲郎  「鎖国」 
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