...今度こそはご安心なさるでしょう...
芥川龍之介 「秋山図」
...今度こそ隠れ家かと意気込んでついて行くと...
江戸川乱歩 「黄金仮面」
...今度こそ、眼と耳と両方を使って、彼女の良人は眼と同様に耳も働かせた厳重な検査をし、二度目の、物を云える妻と、結婚しました...
ラビンドラナート・タゴール Rabindranath Tagore 宮本百合子訳 「唖娘スバー」
...今度こそはほんとうに...
橘外男 「ウニデス潮流の彼方」
...どうか今度こそご恩返しをさせてくださいませ」──こういって近所の人や何里も離れた村の人々が集まって来てこの家を建ててくださった...
永井隆 「ロザリオの鎖」
...しかし、もう今度こそは、相手が塩尻峠を越したことを、歴然とつかんでいる...
中里介山 「大菩薩峠」
...錢形の親分、今度こそは、遠慮せずに引つくゝつて下さいよ」又左衞門は氣を取り直して、一本腕の不自由さも、毒の苦しさも忘れて斯んな事を言ひます...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...今度こそは堅気になりますが――」「お六さん...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...今度こそはこちとらだけで...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...今度こそ本当の大変...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...」私は今度こそ大きな声で...
萩原朔太郎 「夏帽子」
...苫屋 今度こそ間違なく首にするんだ...
長谷川伸 「沓掛時次郎 三幕十場」
...今度こそは間違いなし...
久生十蘭 「魔都」
...その金を以(もっ)て今度こそは有らん限りの原書を買(かっ)て来ました...
福澤諭吉 「福翁自伝」
...今度こそ必ず、奴を船の脇まで引き寄せる...
アーネスト・ヘミングウェイ Ernest Hemingway 石波杏訳 Kyo Ishinami 「老人と海」
...写真がウマクとれたら今度こそはお目にかけます...
牧野信一 「〔編輯余話〕」
...私も今度といふ今度こそ自慢の角(つの)を折られたよ...
正宗白鳥 「孫だち」
...今度こそ間違ってはいけませんよって念を押したら...
夢野久作 「少女地獄」
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