...それ故何にも考へてゐることは実行が出来ずに日が迫つて来まして諸氏に対しても実に申訳けのない次第とはおもひますが今度こそは屹度(きっと)...
伊藤野枝 「編輯だより(一九一五年九月号)」
...今度こそはいよ/\決心したが...
岩野泡鳴 「泡鳴五部作」
...今度こそ僕たちが本家に対して申訳のないことになろう...
谷崎潤一郎 「細雪」
...今度こそはもうあなたですぞ...
ドストエーフスキイ 神西清訳 「永遠の夫」
...今度こそ青江に白状させないでは置かないと決心し...
豊田三郎 「リラの手紙」
...今度こそおれの苦しみも終って...
トルストイ 米川正夫訳 「クロイツェル・ソナタ」
...今度という今度こそは...
中里介山 「大菩薩峠」
...今度こそ取返しがつきませんよ...
中里介山 「大菩薩峠」
...今度こそ根こそぎ叩きつけ...
久生十蘭 「顎十郎捕物帳」
...『はい、今度こそは、課長! しかし実に自分にも信ずることが出来ないような事件です...
モーリス・ルブラン Maurice Leblanc 婦人文化研究会訳 「探偵小説アルセーヌ・ルパン」
...廻り角に来るたびに今度こそはと期待しながら覗くのだが...
松濤明 「春の遠山入り」
...今度こそわたしは売られるものか...
マロ Malot 楠山正雄訳 「家なき子」
...今度こそおれは死ぬのだぞよ...
水野仙子 「醉ひたる商人」
...熊は「今度こそは...
宮原晃一郎 「熊捕り競争」
...今度こそ貴方の過去の御記憶が...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
...太陽が二十も三十も一時に出て来たようで今度こそホントウに腰を抜かすところでしたよ...
夢の久作(夢野久作) 「人間腸詰」
...今度こそはいよいよ東洋の海嘯(つなみ)だよ...
横光利一 「旅愁」
...……それよりは今度こそ...
吉川英治 「新・水滸伝」
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