...今度こそお前の命はないよ...
芥川龍之介 「アグニの神」
...胸の中には絶望の聲――「今度こそ眞當(ほんたう)の代人(かはり)が來た...
石川啄木 「病院の窓」
...今度こそは顔色を変えないではいられなかった...
江戸川乱歩 「悪魔の紋章」
...今度こそはほんとうに...
橘外男 「ウニデス潮流の彼方」
...きっと堪忍してくれるわなあ?」「今度こそ欺したらあてあんたを殺してやるわ...
谷崎潤一郎 「卍(まんじ)」
...「今度こそ真(ほん)ものだ...
徳田秋声 「爛」
...今度こそはあわれにおもって心も解けるだろう...
マリー・ルイーズ・ド・ラ・ラメー Marie Louise de la Ramee 菊池寛訳 「フランダースの犬」
...今度こそは生き返る心配はありませんでした...
中里介山 「大菩薩峠」
...今度こそ様子が好さそうだと思った...
夏目漱石 「彼岸過迄」
...「玉井、今度こそは、貴様のグウの音をとめてやるぞ」そういっている女のような黄色い声が、はっきりと、聞える...
火野葦平 「花と龍」
...今度こそは一ト月だとか...
牧野信一 「風流旅行」
...今度こそほんとうの落語家になれたんだ...
正岡容 「小説 圓朝」
...今度こそもろ共に...
三上於菟吉 「雪之丞変化」
...熊は「今度こそは...
宮原晃一郎 「熊捕り競争」
...今度こそはとてもたまらないという風に...
夢野久作 「暗黒公使」
...今度こそ雑念を払って寝入ろうとするものの如く...
吉川英治 「江戸三国志」
...……それよりは今度こそ...
吉川英治 「新・水滸伝」
...今度こそはお老母(ばば)にも叛(そむ)くまい...
吉川英治 「宮本武蔵」
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