...今川焼きの店からあたたかい今川焼きを二十も三十もさらって...
江戸川乱歩 「影男」
...おいしい今川焼きをたべながら...
江戸川乱歩 「影男」
...今川焼きがどうしたの? それから...
江戸川乱歩 「影男」
...肴といっても、飲み手はいないから、甘いものをおごってくれ、ようかん、餅菓子、今川焼、ぼったら焼、今坂、お薯(いも)、何でもよろしい、山の如く甘いものを買い集めて、これへ持参するように」と言いつけました...
中里介山 「大菩薩峠」
...やっぱり気取っていやがるな、眼をあいて見い、眼をあいて、この未開紅の花を前後左右に置き並べて、色気なしに眠ろうとする、おれの風流をちっと見習え――こうでも言ってやりたいくらいだが、眼のあかない奴には手がつけられない、とテレ加減のところへ、「お待遠さま」そこへ、山の如く甘いもの、フカシたての薩摩芋、京焼、蒸羊羹(むしようかん)、七色菓子、きんつば、今川焼、ぼったら等々の数を尽して持込まれる...
中里介山 「大菩薩峠」
...今川焼は一銭に三つで婆さんの自製にかかる...
夏目漱石 「野分」
...とは寿司屋(すしや)の職人も今川焼の婆さんも夢にも知るまい...
夏目漱石 「野分」
...珍らしき客に馳走は出来ねど好物の今川焼...
樋口一葉 「大つごもり」
...当店職業用の今川焼器を各自使用し...
牧野信一 「貧しき日録」
...今川焼が繁昌するのをよいことにして...
宮地嘉六 「老残」
...おふくろのまきは夜になると親父をはげまして自分から今川焼の屋台を特別風当りのきつい...
「小祝の一家」
...今川焼の売り上げがだんだん減るということを...
「小祝の一家」
...せいせい言いながらパンケーキだの今川焼だのを奢ったりする...
矢田津世子 「※[#「やまいだれ+句」、第4水準2-81-44]女抄録」
...倉どんの分と自分の分との今川焼や塩せんべいなどを...
吉川英治 「忘れ残りの記」
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