例文・使い方一覧でみる「今尚」の意味
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...今尚（いまな）お里人（りじん）の尊崇（そんすう）の標的（まと）になって居（お）ります...
浅野和三郎 「霊界通信 小桜姫物語」
...翻（ひるがえ）って日本の現状を観ると、今尚お暗雲低迷、一方に古経典（こきょうてん）の講義でもすることが、信仰上の最大急務と思い込んで居るものがあるかと見れば、他方には理性の批判に堪（た）えないどころか普通の常識にも負くるような、愚劣低級な囈語（げいご）を以（もっ）て、神懸りの産物なりと唱え、大なり、小なり始末に負えぬ特殊部落を作って、神聖なる国土を汚している連中が甚（はなは）だ多い...
Ｗ・Ｓ・モーゼス William Stainton Moses 浅野和三郎訳 「霊訓」
...５．吾々が今尚そのお蔭を蒙つてゐる最古の文化國埃及は三千年或ひはそれよりもつと前に劇的演技に見物人を送つた...
關口存男 「新獨逸語文法教程解説」
...今尚生ける信仰たることを...
高木敏雄 「比較神話学」
...そしてこの西宮傀儡師が定住した部落は今尚西宮市の西宮神社の北に地名として殘つてゐる産所である...
竹内勝太郎 「淡路人形座訪問」
...八木奬三郎氏の實見談（じつけんだん）に據れば此岡の麓には今尚ほ貝殼（かひがら）點々（てん／＼）散布（さんぷ）して...
坪井正五郎 「コロボックル風俗考」
......
坪井正五郎 「コロボックル北海道に住みしなるべし」
...今尚ほかすかに幾らかの印象を残してゐるのみでなく...
坪内逍遥 「十歳以前に読んだ本」
...山縣侯は政治家として今尚ほ顯勢力を有するの人に非ず其思想は時代の精神に後れ...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦（抄）」
...今尚ほ日本を談ずる外人の口頭より之れを逸せざるを見る...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦（抄）」
...山県侯は政治家として今尚ほ顕勢力を有するの人に非ず其思想は時代の精神に後れ...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦（抄）」
...兒女の風俗も街上の光景と同じく今尚傳來の趣味を失はずに居るところが多い...
永井荷風 「十年振」
...人は今尚十八世紀的に抽象的一般的世界を考へて居るのである...
西田幾多郎 「世界新秩序の原理」
...及び鴉等は鳴き叫び風を切りて町へ飛び行くまもなく雪も降り来らむ――今尚...
萩原朔太郎 「ニイチェに就いての雑感」
...今尚西銀座に、ダンスホールとなって残っているエーワン、それが未だカッテージ風の小さな店で、その頃一流のレストオランであった...
古川緑波 「食べたり君よ」
...そんな大昔から今代に至つてまでも今尚ほ信じられてゐる不思議な伝説です...
牧野信一 「歌へる日まで」
...今尚機会のあるごとに多くの人々に噂をのこしてゐるものであるが...
牧野信一 「サクラの花びら」
...世間の学者達は今尚依然として小野蘭山（らんざん）の『本草綱目啓蒙（ほんぞうこうもくけいもう）』などの旧説を信じ...
牧野富太郎 「植物記」
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