...今か今かと待っていたのである...
芥川龍之介 「おぎん」
...今か今かと待構(まちかま)えていた...
江戸川乱歩 「赤い部屋」
...豆畠そうこうしているうちにわたしの豆畠は――その畝(うね)はつなぎ合わすとすでに七マイルも植わっている――草取りされるのを今か今かと待っていた...
ソーロー Henry David Thoreau 神吉三郎訳 「森の生活――ウォールデン――」
...早くから由比浦におでましになつて大船の浮ぶのを今か今かと余念なくお待ちになつて居られた将軍家もこの逐電の報をお聞きになつて...
太宰治 「右大臣実朝」
...お前が言い出すのを今か今かと待っていたのだ...
太宰治 「新ハムレット」
...かれはその美しさを今か今かと期待した...
田山録弥 「くづれた土手」
...今か今かと待っていたコロリョーフ家の人びとは...
アントン・チェーホフ Anton Chekhov 神西清訳 「少年たち」
...今か今かと冷たい足を運んで行ったが...
夏目漱石 「坑夫」
...そして、今か今かと、ペテロや、ほかのわかものが、がいせんしてくるのを、まっていました...
新美南吉 「丘の銅像」
...眼のまえのドアのひらかれるのを今か今かとまった...
西尾正 「放浪作家の冒険」
...今か今かとまちかまえているのだ...
平田晋策 「昭和遊撃隊」
...今か今かと文三が一刻千秋の思いをして頸(くび)を延ばして待構えていると...
二葉亭四迷 「浮雲」
...さっきから現われるのを今か今かと待ちもうけていた例の存在の名を呼んだ...
アルジャナン・ブラックウッド 森郁夫訳 「秘密礼拜式」
...小使が閂を抜いてさっと大門を打ち開くのを今か今かと...
宮本百合子 「思い出すかずかず」
...今か今かと待っていたが...
吉川英治 「私本太平記」
...今か今かと待っているお粂からの礫(つぶて)は...
吉川英治 「新編忠臣蔵」
...今か今かと板敷山の草も木もみな息をひそめたかのように...
吉川英治 「親鸞」
...今か今かと息をひそめて待ち切ったが...
吉川英治 「鳴門秘帖」
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