...当時何に寄らず御仁恵を致されたしとの有難き思召に付き...
徳富蘇峰 「吉田松陰」
...何につけお上(かみ)においては御仁恵(ごじんけい)が第一...
永井荷風 「散柳窓夕栄」
...仁恵なる監督官は余が衷情(ちゅうじょう)を憐(あわれ)んで「クラパム・コンモン」の傍人跡あまり繁(しげ)からざる大道の横手馬乗場へと余を拉(らっ)し去る...
夏目漱石 「自転車日記」
...経済の公論に酔いて仁恵の私徳を忘るるなかれ...
福沢諭吉 「学問のすすめ」
...たがいにその貧困を救助して仁恵を施し...
福沢諭吉 「教育の目的」
...格別之以御仁恵総人数へらせいた洋服一枚づつ...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...彼の仁恵と武勇との追憶を禁止したか...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...お上の格別なる御仁恵(ごじんけい)をもって...
山本周五郎 「さぶ」
...勇気、仁恵、礼譲、真誠、忠義、克己、これすべてこの執着の現象である...
和辻哲郎 「霊的本能主義」
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