...いかなる仁君ありて法律を設くるも...
井上円了 「欧米各国 政教日記」
...漢于仁君の帰国を待っています」その怪しい医師はパキパキした声で云った...
海野十三 「西湖の屍人」
...どこに不忠の嫌疑を冒(おか)しても陛下を諫(いさ)め奉り陛下をして敵を愛し不孝の者を宥(ゆる)し玉う仁君となし奉らねば已(や)まぬ忠臣があるか...
徳冨蘆花 「謀叛論(草稿)」
...仁君(じんくん)文帝(ぶんてい)も名君景帝(けいてい)も...
中島敦 「李陵」
...白仁君も笑いながら...
夏目漱石 「満韓ところどころ」
...仁君であると言つている...
蜷川新 「天皇」
...おれはフィリップなどとは似ても似つかぬ仁君で...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogoli 平井肇訳 「狂人日記」
...仁君名臣の余徳もまた...
福沢諭吉 「政事と教育と分離すべし」
...我我は正午に船の出るまで白仁君とサロンの一隅にあつて歌を詠んだ...
與謝野寛・與謝野晶子 「満蒙遊記」
...仁君子(じんくんし)が苦しめられ...
吉川英治 「三国志」
...うわさに違わぬ仁君だ……」と...
吉川英治 「三国志」
...まことの仁君じゃと」「はははは」――曹操はわざと高く笑って...
吉川英治 「三国志」
...あなたは仁君でいらっしゃる」と...
吉川英治 「三国志」
...わが仁君玄徳にはよくなさりません」「これは異なことを承る...
吉川英治 「三国志」
...玄徳はまさしく真の仁君(じんくん)かもしれない...
吉川英治 「三国志」
...「ご嫡男にはもう仁君の徳を自然に備えておいで遊ばされる」と...
吉川英治 「三国志」
...天下の武将のなかでも徳川(とくがわ)どのは仁君(じんくん)とうけたまわり...
吉川英治 「神州天馬侠」
...明主ぞ仁君ぞと仰がれていながら...
吉川英治 「新書太閤記」
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