...花屋仁左衛門の裏座敷では...
芥川龍之介 「枯野抄」
...若いに似合わぬ物のわかった仁(じん)だ...
有島武郎 「或る女」
...親仁(おやぢ)は眞直(まつすぐ)に乘込(のりこ)んだ...
泉鏡太郎 「飯坂ゆき」
...ここに於てか覇者もまた仁義を口にし...
大隈重信 「永久平和の先決問題」
...そのまま仁王門の横について...
橘外男 「仁王門」
...其外種々仁人(じんじん)としても詩人としても心の富...
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」
...――身を殺して仁をなすのでしょうが...
夏目漱石 「おはなし」
...昔から医は仁術と申します...
新美南吉 「良寛物語 手毬と鉢の子」
...退役大佐ボナー・フェラーズの名をもつてかかげられた「降伏のためにたたかつた天皇裕仁」と題する論文が出ている...
蜷川新 「天皇」
...仁田鑛山の社宅を越して...
林芙美子 「屋久島紀行」
...このような寛仁大度の振舞いは必ず特筆大書されるであろう...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...医者だって仁術という人情があろうからなア...
横光利一 「旅愁」
...仁人の君子といううわさのある陶謙を援けに行きたいと...
吉川英治 「三国志」
...ゆかしい仁(じん)であった」義輝は...
吉川英治 「新書太閤記」
...また応仁のみだれなど...
吉川英治 「新書太閤記」
...花田仁助(はなだにすけ)...
吉川英治 「新書太閤記」
...これらの物語において応仁以後の時代の民衆の心情に接し得るのである...
和辻哲郎 「埋もれた日本」
...孔子の仁は鳥にさえも通じるくらいであったというのである...
和辻哲郎 「孔子」
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