...こんな人非人共(ひとでなしども)がどうして許(ゆる)される...
アントン・チエホフ Anton Chekhov 瀬沼夏葉訳 「六号室」
...私は人非人だ、Hがいふやうに穀つぶしだ...
種田山頭火 「其中日記」
...まったくそうだ! 畜生!……下司(げす)野郎……人非人(にんぴにん)! そうだ人非人だ!……おれは大嫌いだ...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...己(おのれ)が才をたのみて実地の観察一点張にて行くものはその人非凡の天才ならぬ限り大抵は行きづまつてしまふものなり...
永井荷風 「小説作法」
...人非人じゃなあ」「繋船(けいせん)が...
火野葦平 「花と龍」
...おまけに人非人だ!「女の農奴は要りませんかね?」「いや...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogolj(Николай Васильевич Гоголь) 平井肇訳 「死せる魂」
...大倫を弁(わきま)えざる人非人と言う可し...
福沢諭吉 「新女大学」
...「送人遊芳野、此詩送高田聾翁、森養竹者、二人非同行、前後一二日、相継発程...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...己は当(あて)もなく休まずに生きている人非人だ...
Johann Wolfgang von Goethe 森鴎外訳 「ファウスト」
...一人非常に年とった憂鬱な男がいて...
柳田国男 「故郷七十年」
...「……だから人非人ばかりのオーラス丸の乗組員の奴等に打ち殺されて...
夢野久作 「怪夢」
...極悪無道の人非人(にんぴにん)として君に指摘させようとしているのだよ」「エッ...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
...者どもっ、忘恩の人非人を、わしの見ている前で斬りすてろ」玄徳は、あえて畏れなかった...
吉川英治 「三国志」
...人非人とは何事だ」「人非人でわからなければ...
吉川英治 「三国志」
...恩を知らぬものを人非人といい...
吉川英治 「三国志」
...大それた逆を謀(たく)む人非人...
吉川英治 「私本太平記」
...人非人(にんぴにん)めが...
吉川英治 「新書太閤記」
...人非人(ひとでなし)とか...
吉川英治 「鍋島甲斐守」
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