...世界は何かの人間的な『者』によって製造されたと考えられているのである...
スワンテ・アウグスト・アーレニウス Svante August Arrhenius 寺田寅彦訳 「宇宙の始まり」
...監禁および虐げられたものたちへの人間的な処理の理論を導入した...
ジェイムズ・サンヅ・エリオット James Sands Elliott 水上茂樹訳 「ギリシャおよびローマ医学の概観」
...三つも溜めたら少しは人間的な顔を見せるかもしれない...
高田保 「貸家を探す話」
...映画の享楽の影響から自然学問以外の人間的なことに興味を引かれるようになり...
寺田寅彦 「映画と生理」
...「超人間的な力」をもってる人であるなどと...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...恋愛は一つの非人間的な力だと思っていた...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...何も人間的なものを脱却するの謂ではない...
豊島与志雄 「ヒューメーンということに就て」
...この特異な先生の「人間的な物理学」の特徴を...
中谷宇吉郎 「救われた稀本」
...この根も幹も枝も葉も人間的なるものが...
波多野精一 「時と永遠」
...――「気違いめ!彼女はいまその扉の外に立っているのだぞ」彼の言葉の超人間的な力にまるで呪文(じゅもん)の力でもひそんでいたかのように――彼の差したその大きい古風な扉の鏡板は...
エドガー・アラン・ポー Edgar Allan Poe 佐々木直次郎訳 「アッシャー家の崩壊」
...それにしてもずいぶんと非人間的なずいぶんと無益なことを発明したものだと...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...反人間的な多くの要素は...
山本周五郎 「山彦乙女」
...やはり人間は遂に人間的な弱点におち入りやすいものとみえます...
吉川英治 「三国志」
...そこに何とはなく人間的な親しみすらお互いにわきはじめた...
吉川英治 「新書太閤記」
...超人間的なお人のよさがどこやらにあった...
吉川英治 「随筆 新平家」
...実はその裡に隠している人間的な奥行の深さを――武蔵は気味わるいほどに思った...
吉川英治 「宮本武蔵」
...このように超人間的な香気を強くするのは避け難いことであったろう...
和辻哲郎 「古寺巡礼」
...すなわちその潤える心は超人間的な「観念」に自らの影を投げた...
和辻哲郎 「日本精神史研究」
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