...それは人間的な、神性的な腐肉である...
ソーロー Henry David Thoreau 神吉三郎訳 「森の生活――ウォールデン――」
...抽象的な立場からは無意味であるにかかわらず人間的な立場からはいろいろの深い意味があるように思われる...
寺田寅彦 「時事雑感」
...生にたいする興味が、人間的な同感が、まだ蒼白(あおじろ)い曙光(しょこう)のように現われてくる心地がした...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...いっそう正しいいっそう人間的な世界を目ざして協力しながら...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...自分自身の一部を窒息させるのは非人間的なことです...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...人間的な知恵があると...
永井隆 「この子を残して」
...最も非人間的な役目を受持っている笞刑吏などはどうして例外であるはずがあろう...
フランツ・カフカ Franz Kafka 原田義人訳 「審判」
...それによって自分の人間的な目標や目的というものが無益で意味がないということを振り返って思わなければならなくなる...
原田義人 「「世界文学大系58 カフカ」解説」
...基督は必らずあなたの人間的な弱さの重みに堪へる力を下さるのだから...
ブロンテイ 十一谷義三郎訳 「ジエィン・エア」
...人間の技術では彼女の超人間的な美しさを描くにこれ以上のことはできなかったろう...
エドガア・アラン・ポー Edgar Allan Poe 佐々木直次郎訳 「しめしあわせ」
...歴史的なものは人間的なものであることを同じく認めつつも...
三木清 「歴史哲學」
...素子という女とのそういう人間的な問題についての感情のいきさつ...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...それにしてもずいぶんと非人間的なずいぶんと無益なことを発明したものだと...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...ここではよほど人間的なものになっている...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...自分がだんだん非人間的な...
山川方夫 「愛のごとく」
...非人間的な印象を強く与えた...
山本周五郎 「青べか物語」
...云いようもない人間的な深いあじわいが感じられるからである...
山本周五郎 「ひとごろし」
...人間的なおもしろさは...
吉川英治 「三国志」
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