...初めは人相の悪い奴だと思つたが...   
石川啄木  「病院の窓」 
...三十ぐらいの人相の悪い男の顔でした...   
江戸川乱歩  「鉄人Q」 
...人相の悪い運転手が...   
江戸川乱歩  「鉄人Q」 
...人相の悪いやつです...   
江戸川乱歩  「鉄人Q」 
...「あの男は人相の悪い奴だったな...   
スティーブンソン Stevenson Robert Louis 佐々木直次郎訳 「宝島」 
...大きな枝を張った木陰のベンチに人相の悪い雑種のマライ人が三人何かコソコソ話し合っていた...   
寺田寅彦  「旅日記から(明治四十二年)」 
...洋服の身なりだけは相応にして居ながら其職業の推察しかねる人相の悪い中年者が...   
永井荷風  「※[#「さんずい+(壥−土へん−厂)」、第3水準1-87-25]東綺譚」 
...人相の悪い方は、「金蔵、慄(ふる)えてるな」「ナニ、大丈夫だ」大丈夫だと言ってみたが争われぬ、金蔵は五体がブルブル慄えて物を言うと歯の根が合いません...   
中里介山  「大菩薩峠」 
...あいつをひとつやっつけてみろ」人相の悪いのが...   
中里介山  「大菩薩峠」 
...「驚いたなあ! 足の早い奴もあればあるものだ」人相の悪いのが苦笑(にがわら)いをする...   
中里介山  「大菩薩峠」 
...こんな人相の悪い男を二十六年も使っているのは...   
野村胡堂  「銭形平次捕物控」 
...お前は何処(どこ)へ行く」人相の悪い襯衣(シャツ)裸の男が前に立ち塞がります...   
野村胡堂  「向日葵の眼」 
...人相の悪い男たちが立っている...   
火野葦平  「花と龍」 
...色黒で、人相の悪い、「小猿の久八」という、五十男である...   
火野葦平  「花と龍」 
...人相の悪い用心棒が裏口を閉め...   
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「玉手箱」 
...労働者のやうな人相の悪い男でしたがあんまり...   
村山籌子  「こほろぎの死」 
...その死顔には何等の苦悶のあとも無く、あの人相の悪い、頑固一徹な感じは、真白い雪の中に吸い取られてしまったのであろう...   
夢野久作  「眼を開く」 
...ずらりと並んでいる人相の悪い連中が...   
蘭郁二郎  「地図にない島」 
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