...人相の悪いやつです...
江戸川乱歩 「鉄人Q」
...人相の悪い腕白小僧だ...
チャールズ・ディッケンズ 佐々木直次郎訳 「二都物語」
...大きな枝を張った木陰のベンチに人相の悪い雑種のマライ人が三人何かコソコソ話し合っていた...
寺田寅彦 「旅日記から(明治四十二年)」
...人相の悪い方は、「金蔵、慄(ふる)えてるな」「ナニ、大丈夫だ」大丈夫だと言ってみたが争われぬ、金蔵は五体がブルブル慄えて物を言うと歯の根が合いません...
中里介山 「大菩薩峠」
...あいつをひとつやっつけてみろ」人相の悪いのが...
中里介山 「大菩薩峠」
...人相の悪い奴が出入しているんだ」「君は?」「ぼくはこの隣さ――...
野村胡堂 「九つの鍵」
...色黒で、人相の悪い、「小猿の久八」という、五十男である...
火野葦平 「花と龍」
...人相の悪い老婆が暗闇をのぞきながら...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「諜報部」
...労働者のやうな人相の悪い男でしたがあんまり...
村山籌子 「こほろぎの死」
...人相の悪い連中なので...
ジャック・ロンドン Jack London 山本政喜訳 「荒野の呼び声」
...……と……駐在所の入口になっている硝子戸が内側からガタガタと開(あ)いて、色の黒い、人相の悪い顔に、無精鬚(ぶしょうひげ)を蓬々(ぼうぼう)と生した、越中褌(えっちゅうふんどし)一つの逞ましい小男が半身を現わした...
夢野久作 「巡査辞職」
...待っていたらしい唖川家の家令だか三太夫だか人相の悪い禿頭(はげあたま)が...
夢野久作 「超人鬚野博士」
...人相の悪いスゴイ風采だろうと思っていたが...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
...人相の悪い巨漢が...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
...その前にツカツカと近づいた今の人相の悪い紳士が恭(うやうや)しく一礼すると...
夢野久作 「人間レコード」
...「エッ」人相の悪い紳士は眼をパチクリさせた...
夢野久作 「人間レコード」
...人相の悪いオジサンであった...
夢野久作 「眼を開く」
...ずらりと並んでいる人相の悪い連中が...
蘭郁二郎 「地図にない島」
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