...人心地をつけるために、食事の前に手を合わせます...
...彼女は人心地をつけるのが上手で、周りから愛されています...
...試験前に友達と話すと、人心地がついて自信がつく...
...葬式に参加すると、人心地が悪くなることがある...
...新しい環境に入ると、人心地が落ち着かず緊張することがある...
...人心地がついた所で頭の上の扁額(へんがく)を見ると...
芥川龍之介 「仙人」
...熱めな塩湯にゆっくり浸ったのでようやく人心地(ひとごこち)がついて戻(もど)って来た時には...
有島武郎 「或る女」
...政雄はやや人心地(ひとごこち)がつくとともに小便の苦しみがもうたえられなくなった...
田中貢太郎 「女の怪異」
...やっと人心地(ひとごこち)がついたのですよ」主翁は返事のかわりに溜呼吸(ためいき)をした...
田中貢太郎 「黄燈」
...まだ人心地がつかない様子であった...
ドストエーフスキイ 中山省三郎訳 「カラマゾフの兄弟」
...初めて人心地がついた...
豊島与志雄 「怒りの虫」
...人心地のない主膳は...
中里介山 「大菩薩峠」
...全く人心地を失い...
中里介山 「大菩薩峠」
...漸(やうや)く人心地が付くと...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...人心地を取りもどします...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...はじめて正三は人心地にかへるやうであつた...
原民喜 「壊滅の序曲」
...殆ど人心地なく臥(ね)て居(おっ)た...
ガールシン 二葉亭四迷訳 「四日間」
...冬になった時分にはもう大ぶ私も人心地がしてきた...
堀辰雄 「かげろうの日記」
...どうにも前の晩の寝不足が祟つて、凝つと「モデル椅子」に掛けてはゐられなくなつたので、私は岡の仕事に中止を乞ふてアトリヱを出たのであるが、脚下に、なだらかな凹味になつた桑畑から、むつと噎せ返して来る和やかな陽(ひかり)にあをられると、人心地もなく、さんらんたる夢に酔ひ痴れてしまつてゐた...
牧野信一 「心象風景」
...少し人心地(ひとごこち)のする者は皆命に代えて源氏を救おうと一所懸命になった...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...やっと人心地が付きました...
夢野久作 「狂歌師赤猪口兵衛」
...すこし人心地がついた」と...
吉川英治 「三国志」
...裸足(はだし)のまま人心地もなく駈けていた...
吉川英治 「宮本武蔵」
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