...「人差指で指し示す」...
...「人差指を曲げると痛みがある」...
...人差指はその家婦(かみさん)だ...
ルイ・ベルトラン Louis Bertrand 上田敏訳 「五本の指」
...人差指と中指にはさまれて...
梅崎春生 「ボロ家の春秋」
...老人は例の癖で拇指と人差指とで小鼻を先の方へツーンとつまみながら「いや儂のところへやって来たんだよ...
海野十三 「深夜の市長」
...」三本の指をそえた人差指と親指とで...
豊島与志雄 「叔父」
...人差指を押しあててしまった...
豊島与志雄 「奇怪な話」
...人差指と中指とを二本差し出し...
豊島与志雄 「囚われ人」
...拇指(おやゆび)と人差指の境のところに...
新美南吉 「疣」
...兩方の人差指の根(ね)もと...
長谷川時雨 「お灸」
...「光」の箱からチヨークのやうな煙草を一本出して信一の唇に咥へさしてやると、信一は急に熱い手で絹子の指をつかんで、人差指だの、中指、薬指、小指と順々に絹子の爪を自分の歯で噛んでいつた...
林芙美子 「幸福の彼方」
...人差指を唇にあてて...
フランツ・カフカ Franz Kafka 原田義人訳 「城」
...「どんな論拠も裁判所にはむだだ、とほんの少し前ご自分で言われたばかりじゃありませんか」「裁判所に持ち出されるような論拠だけがだめなんですよ」と、画家は言い、Kが微妙なある相違に気づいていないというように、人差指を上げた...
フランツ・カフカ Franz Kafka 原田義人訳 「審判」
...彼が人差指を立てるだけで多くの人々は尻込(しりご)みするのだった...
フランツ・カフカ Franz Kafka 原田義人訳 「審判」
...人差指で手すりを押すことによって具合のわるい点を取除こうとした...
フランツ・カフカ Franz Kafka 原田義人訳 「審判」
...竹倚(チョイ)の腕木にのせた右手の人差指が何事かを指示すように三尺ばかり向うの床の一点を指(ゆびさ)している...
久生十蘭 「平賀源内捕物帳」
...拇指と人差指で顎をおさえたなり...
トオマス・マン Thomas Mann 実吉捷郎訳 「トニオ・クレエゲル」
...人差指が熱心に動いている...
矢田津世子 「罠を跳び越える女」
...人差指が一本切り取ッてあります」「情痴の下手人が...
吉川英治 「牢獄の花嫁」
...そのお雪の人差指が斬り取られてあるが...
吉川英治 「牢獄の花嫁」
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