...兄妹(ふたり)は本郷眞砂町の素人屋に室を並べてゐて...
石川啄木 「鳥影」
...女と素人屋の二階を借りて同棲しようとしてゐることが思はれて来た...
田中貢太郎 「蟇の血」
...女と素人屋(しろうとや)の二階を借りて同棲しようとしていることが思われて来た...
田中貢太郎 「蟇の血」
...人屋(ひとや)へ捕われ候えば忽ち錠鍵がはずれ...
徳富蘇峰 「吉田松陰」
...縄目も人屋も首の坐も平気になれ候から...
徳富蘇峰 「吉田松陰」
...人屋を出で候えば...
徳富蘇峰 「吉田松陰」
...また万茶亭と素人屋(しもたや)との間の路地裏にはルパン...
永井荷風 「※[#「さんずい+(壥−土へん−厂)」、第3水準1-87-25]東綺譚」
...やむをえず素人屋(しろうとや)に下宿するくらいの人だからという考えが...
夏目漱石 「こころ」
...ちょっと裏通りへ廻って、隠し場所を捜せないはずはないわけだ」「どこへ行きなさるんで、親分」「黙って跟(つ)いて来るがいい、そんなに遠いはずはない」平次はいきなり、あさり店(だな)の裏から、御小人屋敷、定火消御役屋敷の方へ行きました...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...崖上は幾つかのお寺と御家人屋敷で...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...兵乱のために京中の人屋一時ことごとく曠野と化した時...
原勝郎 「東山時代における一縉紳の生活」
...それから足掛三年唐人屋敷(かんない)に居住(いす)んでおりましたが...
久生十蘭 「平賀源内捕物帳」
...有明荘の崖下なる素人屋(しもたや)の二階に住む可愛らしい縫子...
久生十蘭 「魔都」
...有明荘の崖下の素人屋(しもたや)の二階に住んでいる花という美しい縫子...
久生十蘭 「魔都」
...いつの間にか私たちの歩いている山手のこのへんの異人屋敷はどれもこれも古色を帯びていて...
堀辰雄 「旅の絵」
...まだ証人屋敷にいたが...
山本周五郎 「樅ノ木は残った」
...茗荷谷(みょうがだに)の異人屋敷に縛りつけられていたのを...
吉川英治 「江戸三国志」
...海賊の巣(す)である異人屋敷の裏手から...
吉川英治 「神州天馬侠」
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