...彼の人品は本物だ...
...彼女の人品には疑問がある...
...人品が高い人は信頼される...
...彼の人品が未だに話題になる...
...人品は仕事においても大切な要素である...
...不図(ふと)間近(まじか)の席(せき)に人品(じんぴん)の賎(いや)しからぬ若者(わかもの)を見(み)かけました...
浅野和三郎 「霊界通信 小桜姫物語」
...人物人品のごとし...
井上円了 「欧米各国 政教日記」
...人品の高き點に於て...
大町桂月 「石田堤」
...対者の人品年齢服装で呼びかけの言葉を使い別けする――と...
谷譲次 「踊る地平線」
...何だか一段も二段も人品が上ったように思えた...
徳田秋声 「新世帯」
...其の人品或は議す可きものありと雖も...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...お千代の人品に比較して品物が好過(よすぎ)るところから...
永井荷風 「ひかげの花」
...「これはこれは徳大寺様――」徳大寺様と言われた極めて人品のよい老人は...
中里介山 「大菩薩峠」
...そのうち人品のいいおじいさんの西洋人が戸をあけてはいってきて...
夏目漱石 「三四郎」
...家柄も人品も不足のない人物ですが...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...故郷(くに)は靜岡(しづをか)の流石(さすが)に士族出(しぞくで)だけ人品(じんぴん)高尚(かうしよう)にて男振(をとこぶり)申分(ぶん)なく...
樋口一葉 「經つくゑ」
...古人品得何廉価...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...もちまえの人品のよさが...
山本周五郎 「山彦乙女」
...ことに隠されぬ御人品は...
吉川英治 「江戸三国志」
...實力と人品の双備な人物と見ても...
吉川英治 「折々の記」
...三五兵衛は笛師春日(かすが)平六という人品のいいおじいさんの前へ出た...
吉川英治 「八寒道中」
...「ごやっかいになるよ」大蔵の人品もよし...
吉川英治 「宮本武蔵」
...だが、これは彼女の罪ばかりでなく、無可先生自身も悪いので、(自分は、播州(ばんしゅう)牢人、係累(けいるい)もなく少しばかり学問をこころざして、京都や江戸に学んだから、この土地で行く末は、良い塾でも持って落着きたいと思う)などとお座なりをいったことがあるので、年頃も年頃、人品もよし、第一に真面目でおとなしいし……と隣の夫婦がすぐ鍋釜(なべかま)の次に女房を考えたのも無理ではないしまた、時折出歩く無可先生の姿を見かけ、嫁に行きたい、嫁に遣(や)りたいと筆職人の夫婦へ洩らして口ききを縋(すが)る向きも多いのである...
吉川英治 「宮本武蔵」
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