...支配人まかせに致したら...
相馬愛蔵 「私の小売商道」
...解決を他人まかせにするのは無責任とも言える...
高見順 「いやな感じ」
...美に關する限り此世は人まかせになる...
高村光太郎 「美の影響力」
...小作人まかせに荒れて居た田地を耕し...
田山花袋 「重右衛門の最後」
...何もかも人まかせにして窓枠(まどわく)に頭を凭(もた)していた...
近松秋江 「うつり香」
...庭の方は職人まかせにして...
徳田秋声 「あらくれ」
...かくの如く何もかも主人まかせで少しの意志些(いささか)の自由をも有せないものが僕(しもべ)である...
新渡戸稲造 「イエスキリストの友誼」
...醫者は例の安田が來るので斯う素人まかせでは我まゝ計(ばかり)つのつて宜く有るまいと思はれる...
樋口一葉 「うつせみ」
...決して人まかせに一生を送ってはならない...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...長いあいだ人まかせにしていたし...
山本周五郎 「日本婦道記」
...何事によれ大ざっぱで、人まかせで、大局はよくつかんでいたが、つねに茫洋(ぼうよう)と見える彼だった...
吉川英治 「私本太平記」
...人まかせには致し難い...
吉川英治 「親鸞」
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