...尤も賈はそれよりも前に故人の数にはひつてゐる...
芥川龍之介 「鴉片」
...其流れを汲(く)む人の数は実に夥(おびただ)しい数を以て数えられる...
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」
...春秋の彼岸や盆(ぼん)に墓参に来る人の数は少なく...
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」
...友人の数学者の岡潔(おかきよし)君を紹介したら...
中谷宇吉郎 「日本のこころ」
...自分は家(うち)へ出入(ではい)る人の数々について...
夏目漱石 「行人」
...芸人の数も少(すくな)くはありませんが...
野村胡堂 「礫心中」
...パリでもっとも有名な人たりともその個人的な知人の数と...
エドガー・アラン・ポー Edgar Allan Poe 佐々木直次郎訳 「マリー・ロジェエの怪事件」
...尋(つい)で九月始めて肺患に罹(かか)り後赤十字社病院に入り療養を尽(つくし)し効(かい)もなく今年二月一日に亡き人の数には入りたりとぞ...
正岡子規 「墨汁一滴」
...かつてこの茶碗を所持していた一人の数奇者があった...
柳宗悦 「民藝四十年」
...地方には盲人の数が...
柳田国男 「雪国の春」
...おそらく詩人の数ほどいろいろあるに違いないのである...
山之口貘 「詩とはなにか」
...三分の一人の数をはねてしまう...
山本周五郎 「花も刀も」
...巴里(パリイ)の美人の数は日本と同じ位にも減る事であらう...
與謝野寛、與謝野晶子 「巴里より」
...こう審(つまびら)かに観て来ると、八人の数は、半分もうごけず、その半分から我れに触れて来る切っ先に至っては、やっと一人がせきのやまである...
吉川英治 「剣の四君子」
...五百人の数ですぞ...
吉川英治 「新・水滸伝」
...鹿ヶ谷のふもとに来ると、そこは、夏木立と涼しい蝉時雨(せみしぐれ)につつまれていたが、人の数は、一(ひと)すじの山路に、錐(きり)を立てる隙もないほどだった...
吉川英治 「親鸞」
...人の数より、はるかに、五位鷺(ごいさぎ)のほうが多かった...
吉川英治 「親鸞」
...意地わるく悪人の数が殖(ふ)えるような気もちすらして来る...
吉川英治 「鍋島甲斐守」
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