...その素人くさい労役を味うだけの心がけがなくてはならないが...
薄田泣菫 「艸木虫魚」
...趣向がだいいち素人くさいよ...
太宰治 「道化の華」
...みんなどこか素人くさい...
太宰治 「道化の華」
...日本人のうちではとにかく西洋人くさいナオミを妻としたような訳です...
谷崎潤一郎 「痴人の愛」
...初夏の暑さだ、しかし私はまだ綿入を着てゐる、病人くさいな...
種田山頭火 「其中日記」
...小春日といふものは何となく老人くさいと思ふが如何...
種田山頭火 「其中日記」
...素人くさい様子をしている...
田畑修一郎 「石ころ路」
...町でも評判のよい素人くさい芸者であった...
徳田秋声 「足迹」
...あまり大人くさいいいかただったので...
久生十蘭 「キャラコさん」
...どこか素人くさい...
火野葦平 「花と龍」
...「ほー人くさいぞ!」八雪之丞...
三上於菟吉 「雪之丞変化」
...十八歳のかれにしては老人くさいような坐り方をして...
室生犀星 「お小姓児太郎」
...普通の樹木に決して見られない人くさいものが...
室生犀星 「生涯の垣根」
...なんと甘っちょろい素人くさい調停者だろう! 自分に不忠である位ならむしろ事が成就しないことをのぞむというのだから! ところがこんにちまでのところ...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...人くさい香がするものという...
柳田国男 「遠野物語」
...病人くさい臭いなどなくなっていますように...
山崎富栄 「雨の玉川心中」
...人くさいというか...
吉川英治 「梅里先生行状記」
...浪人くさい男じゃと思ったら...
吉川英治 「※[#「さんずい+鼾のへん」、第4水準2-79-37]かみ浪人」
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