例文・使い方一覧でみる「人がよい」の意味

...人がよい事があるとわきから腹を立てたりするのも世の中の人心で無理もない...
井原西鶴宮本百合子訳「元禄時代小説第一巻「本朝二十不孝」ぬきほ（言文一致訳）」

...すこし濁つて春の水ながれてくる・旅人のふところでほんにおとなしい児・春の街並はぢかれどほしでぬけた・あたゝかい小犬の心がようわかる春のくばりものとし五色まんぢゆう再録・朝からの騷音へ長い橋かゝる・松はおだやかな汐鳴り・遍路たゞずむ白浪おしよせる・わびしさは法衣の袖をあはせる□・旅の或る日の松露とる花ぐもりのいちにち石をきざむばかり此宿はよい、家の人がよい、そして松風の宿だ、といふ訳でずゐぶん飲んだ、そしてぐつすり寝た、久しぶりの熟睡だつた、うれしかつた... すこし濁つて春の水ながれてくる・旅人のふところでほんにおとなしい児・春の街並はぢかれどほしでぬけた・あたゝかい小犬の心がようわかる春のくばりものとし五色まんぢゆう再録・朝からの騷音へ長い橋かゝる・松はおだやかな汐鳴り・遍路たゞずむ白浪おしよせる・わびしさは法衣の袖をあはせる□・旅の或る日の松露とる花ぐもりのいちにち石をきざむばかり此宿はよい、家の人がよい、そして松風の宿だ、といふ訳でずゐぶん飲んだ、そしてぐつすり寝た、久しぶりの熟睡だつた、うれしかつたの読み方
種田山頭火「行乞記」

...やつぱり私は一人がよい... やつぱり私は一人がよいの読み方
種田山頭火「其中日記」

...黒田は人がよいばかりで小言を言ふ気にもならない... 黒田は人がよいばかりで小言を言ふ気にもならないの読み方
古川緑波「古川ロッパ昭和日記」

...彼は軍人がよい武器を賞（ほ）めるやうに私を賞（ほ）める... 彼は軍人がよい武器を賞めるやうに私を賞めるの読み方
ブロンテイ十一谷義三郎訳「ジエィン・エア」

...昔の人がよい加減の字を充て用いたもので... 昔の人がよい加減の字を充て用いたものでの読み方
牧野富太郎「植物記」

...あの人がよいと言わなくても... あの人がよいと言わなくてもの読み方
紫式部與謝野晶子訳「源氏物語」

...人がよい歌を聞いたからとてすぐに上手にはならないのと同じことである」と...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ　Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳「モンテーニュ随想録」

...玄徳は肚ぐろく曹操はより人がよいとも... 玄徳は肚ぐろく曹操はより人がよいともの読み方
吉川英治「三国志」

...いっそ一人がよいと考えたものらしい... いっそ一人がよいと考えたものらしいの読み方
吉川英治「私本太平記」

...讃岐へ流されたまま、ついに白峯の土となられた崇徳上皇なども、歯がゆいほど、お人がよい...
吉川英治「随筆　新平家」

...婦人たちの統率はやはり婦人がよいかと思われます... 婦人たちの統率はやはり婦人がよいかと思われますの読み方
吉川英治「日本名婦伝」

...やはり太夫も町人がよいというか... やはり太夫も町人がよいというかの読み方
吉川英治「宮本武蔵」

...かわいらしくて、人がよい、この少女がいると、じぶんのむすめがなんともみじめにおもわれるので、ひどくじゃまにおもえました...
アンドルー・ラング再話　Andrew Lang 大久保ゆう訳「シンデレラ」