...ついでに京大阪を廻り...
太宰治 「新釈諸国噺」
...東京大阪に於ける高級分子は...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...多年の蓄財を資本にして東京大阪神戸の三都にカッフェーを開き...
永井荷風 「つゆのあとさき」
...中仙道筋を京大阪へ向けて出立したのも...
中里介山 「大菩薩峠」
...まず、あれを一緒に連れ出して、名古屋見物から、伊勢参り、京大阪、四国九州、お前さんとならば唐天竺(からてんじく)でもどこでもいいから、ひとつ引廻して来てくれまいか...
中里介山 「大菩薩峠」
...やがて京大阪の方へ行ってみるのだ」「おや...
中里介山 「大菩薩峠」
...京大阪へも連れて行かねえし...
中里介山 「大菩薩峠」
...空を飛ぶ機械でもって、名古屋であれ、京大阪であれ、江戸の本場であれ、天の上からこれこれと引札を配らせたら、それこそ満都をアッと言わせるに相違ない、いやいや、引札を配らせるだけではない、その飛ぶところを、木戸を取って見せたってけっこう商売になる! これは一番、目のつけどころだ、と考えてしまいました...
中里介山 「大菩薩峠」
...江戸から京大阪を通り越して芸州の広島まで...
中里介山 「大菩薩峠」
...だが、紙屑にもよりけりで、高山の紙屑なんぞは、高いと言ったところでせいぜいお代官の年貢帳ぐらいなもんですが、京大阪となれば、同じ紙屑にしても、紙屑のたちが違いますから、儲(もう)けもたっぷりあるというわけなんでござんしょう...
中里介山 「大菩薩峠」
...京大阪へ出て紙屑を売り崩されては...
中里介山 「大菩薩峠」
...お角さんの気象がおのずからはずんで、京大阪への手前、多少とも江戸ッ子は江戸ッ子らしく振舞ってみせなければ、後の外聞にもなるといったような、お角さん相当の負けない気で、この際、自分が江戸ッ子を代表してでもいるような気位になるのも是非がないでしょう...
中里介山 「大菩薩峠」
...こんど京大阪へ乗込んで来るそうだ...
中里介山 「大菩薩峠」
...もし機会があったら京大阪を見たいと云っていたが...
夏目漱石 「行人」
...私は京大阪へでも參ります...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...二人の行先は京大阪の外にはありません」お六は執拗(しつあう)に絡(から)み付いて...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...太政官札(だじょうかんさつ)の不融通にくるしんだ明治政府が東京大阪の金銀座で濫造させた一分銀貨も...
服部之総 「明治の五十銭銀貨」
...夜櫻は、京大阪、どこでも聞くが、夜牡丹の人出は、須賀川だけであらう...
吉川英治 「折々の記」
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