...此処には東京朝日しか来ません...
伊藤野枝 「書簡 大杉栄宛」
...僕は明日ひとまず帰京することに定(き)めた...
岩野泡鳴 「耽溺」
...ひとつ貴方がたの事務所から電報で上京を促してもらいたいが」言葉はどこまでも慇懃だった...
大鹿卓 「渡良瀬川」
...東京でもすぐ町内にあそび仲間をめつけることが出来た...
薄田泣菫 「茶話」
...まだその頃は東京でも防空服装で身をかためて歩いている人は少く...
太宰治 「ヴィヨンの妻」
...今こそ君は浄土(きよつち)の西の京へと還(かへ)り玉はめ...
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」
...都合にて、明日中に、引払うことになったが、今後とも、よろしく頼む」と、口早に云って「斉彬公の帰国の供をしている例の、お由羅一派を、血祭として、そのまま、揃って、脱藩し、京、江戸と二手に分れて、上って参る手筈になったが――」富士春は、懐手をして、突立ったままで「お前さん、ちょいと、お前さん」「わしか?」と、日下部が、見上げると「お前さん、誰だえ?」日下部は、一寸、見上げたまま、それに答えないで「国許の万事は、岩下と、西郷と――」「ちょいと――」「何んじゃ」「黙って入って来て、挨拶もしないで――勝手な真似をするがいいや...
直木三十五 「南国太平記」
...そこの下女はみんな京都弁を使う...
夏目漱石 「三四郎」
...京都の三条大橋へ着くまでに...
野村胡堂 「胡堂百話」
...お前をもらいたいと云う人があるぞな……」「へえ……どんなひとですか?」「実家は京都の聖護院(しょうごいん)の煎餅(せんべい)屋でな...
林芙美子 「新版 放浪記」
...我(わ)れは此東京(このとうけう)を十年(ねん)も二十年(ねん)も今(いま)すこしも離(はな)れがたき思(おも)ひ...
一葉女史 「ゆく雲」
...寂しさに私は東京生まれのインテリで五郎劇の女優を経て道頓堀の酒場に働いている...
正岡容 「わが寄席青春録」
...ことに上京後は師匠三語楼と義絶し...
正岡容 「わが寄席青春録」
...私は仁川をはなれて京城のある箏のお弟子先で...
宮城道雄 「五十年をかえりみて」
...それがいよいよ私も東京に出て高等学校に入ってみると...
柳田国男 「故郷七十年」
...――老人は京橋小田原町五郎兵衛店(だな)という貸家の差配をしてい...
山本周五郎 「赤ひげ診療譚」
...モスコウと東京とはまた似ている...
横光利一 「欧洲紀行」
...京の六波羅を驚かして...
吉川英治 「親鸞」
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