...臆病とは彼が外界との摩擦によつて内面的に享受する第一の經驗である...
阿部次郎 「三太郎の日記 第一」
...自己策勵とは彼が此臆病と戰ふことによつて内面的に享受する第二の經驗である...
阿部次郎 「三太郎の日記 第一」
...彼らの中の少数な学識ある奴僕たとえば写字生のようなもの以外のものは精神文化の進歩を享受することを許されていなかった...
スワンテ・アウグスト・アーレニウス Svante August Arrhenius 寺田寅彦訳 「宇宙の始まり」
...その境遇において完全なる幸福を享受するに至った...
内村鑑三 「ヨブ記講演」
...これらのものを享受するといわれる人間がたいがいどれもこれも貧乏な文明人であるのに...
ソーロー Henry David Thoreau 神吉三郎訳 「森の生活――ウォールデン――」
...暖かい青眼をもって人生を享受する人です...
高神覚昇 「般若心経講義」
...その福利は國民がこれを享受する...
日本国 「日本國憲法」
...世界交通の利益を随意に享受するだけの資力をえて以来...
トオマス・マン Thomas Mann 実吉捷郎訳 「ヴェニスに死す」
...死を享受することの喜ばしさを知って...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...(a)わたしはただ神様が気前よくわたしの手の中に委ね給う幸福を静かに享受する能力だけしか欲しくなかった...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...古法にもとらない限りのすべての自由を享受することを...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...所有するとか享受するとかいうことは主として想像がすることである...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...(オウィディウス)もし我々が我々の手に触れるものだけを享受するのならば...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...及び消費者がこれを享受するが...
デイヴィド・リカアドウ David Ricardo 吉田秀夫訳 「経済学及び課税の諸原理」
...彼らに対してかくも寛大なこの国においては一種の独占を享受する...
デイヴィド・リカアドウ David Ricardo 吉田秀夫訳 「経済学及び課税の諸原理」
...同一の貨幣所得を支出すべき他のすべての者と共通に彼が享受する利益である...
デイヴィド・リカアドウ David Ricardo 吉田秀夫訳 「経済学及び課税の諸原理」
...一般の民衆の享受する富は...
和辻哲郎 「日本精神史研究」
...わたくしは名誉教授と間違えられることによって「名誉」を不当に享受するどころか...
和辻哲郎 「非名誉教授の弁」
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