...片舷片舷交代で漕ぎながら艪(ろ)の一と押しごとにこの叫びを上げる...
エドワード・シルヴェスター・モース Edward Sylvester Morse 石川欣一訳 「日本その日その日」
...二十面相といえば、これまでに、なんどとなく、牢(ろう)やぶりをして、逃げだした怪物ですから、拘置所でも、とくべつの注意をして、もっとも、見はりにつごうのよい、げんじゅうな独房(どくぼう)(ほかの人といっしょにしないで、ひとりだけ入れておく牢屋)をえらび、ふつうの見はりのほかに、ふたりの看守が、交代で、夜も昼も、たえまなく、その独房のまえに、立ちばんをすることになりました...
江戸川乱歩 「怪奇四十面相」
...三人の書記が交代で泊ることになって居る...
野村胡堂 「女記者の役割」
...私と交代で見張っていた男が...
野村胡堂 「水中の宮殿」
...交代で泊りに來る男達は...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...猪之助と交代で隱居所に泊るといふ...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...交代でやるんだな……電話で報告しておいてもらおうか...
久生十蘭 「肌色の月」
...交代でやっている...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「煉獄」
...寧ろ番人達は交代で夜々重い銃を擬して発砲をする手間が省けて...
牧野信一 「幽霊の出る宮殿」
...二人ずつ交代であった...
山本周五郎 「五瓣の椿」
...交代で四ツ沢から土運びをさせた...
山本周五郎 「ちくしょう谷」
...おまえたちが交代でどこまでもついて来て...
山本周五郎 「ひとごろし」
...朝まで交代で続けるから...
山本周五郎 「風流太平記」
...つまり見張りの交代であろう...
山本周五郎 「風流太平記」
...これらが五年交代で...
山本周五郎 「若き日の摂津守」
...すぐそれは味方の物見が、昼夜交代で、海津の城を不断に見張っている――その役目の者と気づいたらしく、「あの男を呼び下ろして来い」と、命じた...
吉川英治 「上杉謙信」
...――休むがいい』乾門は、四人ずつ交代で、四刻半(よつはん)から明け方までの入れ替りだった...
吉川英治 「夏虫行燈」
...夜勤(よづめ)交代で一日おきには...
吉川英治 「無宿人国記」
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