...この永遠の存在にもまた同時にあらゆる生ける存在にも覚醒と安息との期間が交互に周期的にやってくる...
スワンテ・アウグスト・アーレニウス Svante August Arrhenius 寺田寅彦訳 「宇宙の始まり」
...この二種の気質が交互に現れるのではないか...
アーサー・コナン・ドイル Arthur Conan Doyle 大久保ゆう訳 「赤毛連盟」
...ごく長い句と短い句とが交互になってる詩で...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...日本語の歌と支那語の歌とが交互に...
豊島与志雄 「北支点描」
...青シャツ隊と見張りという風に交互に出沒する有樣は...
アネッテ・フォン・ドロステ=ヒュルスホフ Annette von Droste=Hulshoff 番匠谷英一訳 「ユダヤ人のブナの木」
...しかも交互におく黒白の一石は自分の恥しい俗手凡手ではなくて本因坊の...
中勘助 「独り碁」
...左右交互に突き出し突き抜く槍先と...
中里介山 「大菩薩峠」
...多くの場合長短二種の枝が交互に出ているので...
中谷宇吉郎 「『雪華図説』の研究」
...カンテラを富岡と学生二人が交互に持ち...
林芙美子 「浮雲」
...幕のうしろにいくつも写箱をならべて交互にこれを使用する...
久生十蘭 「顎十郎捕物帳」
...然らざる読者層の為には晶子歌の完成した縹渺たる趣きを早く知つて貰ひたく晩年の作から逆に交互に拾つて行くことにする...
平野萬里 「晶子鑑賞」
...色が交互に帯になり...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「黄金薔薇」
...自分らの食糧や衣類はおぼつかない海運に委(まか)せた彼らが、この家の調度だけは、確実に、交互に、自分らの肩に担ってやって来たのである...
本庄陸男 「石狩川」
...両脚を交互にスツスツと踏み出す当り前の滑り方が彼には如何しても出来なかつた...
牧野信一 「明るく・暗く」
...交互に盃のやりとりをした...
牧野信一 「父の百ヶ日前後」
...この両害悪は交互に他を作り合うように見える...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...彼と頼子とを交互に見て...
山川方夫 「十三年」
...小姓たちは、もちろん、武器を抱いて、交互に、寝ずの番に就いていた...
吉川英治 「新書太閤記」
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