例文・使い方一覧でみる「亡魂」の意味

...亡魂が夜道をさまよう... 亡魂が夜道をさまようの読み方

...彼は亡魂のように暮らしている... 彼は亡魂のように暮らしているの読み方

...亡魂に迷い込んでしまった... 亡魂に迷い込んでしまったの読み方

...彼女の亡魂が現れたという噂がある... 彼女の亡魂が現れたという噂があるの読み方

...亡魂が憑いていると言われている家に住むのは怖い... 亡魂が憑いていると言われている家に住むのは怖いの読み方

...車（くるま）の亡魂（ばうこん）とともに... 車の亡魂とともにの読み方
泉鏡太郎「十六夜」

...川亡魂（かわぼうこん）と唱え... 川亡魂と唱えの読み方
井上円了「おばけの正体」

...すでに亡魂の原因が知れたる後に... すでに亡魂の原因が知れたる後にの読み方
井上円了「おばけの正体」

...お菊が亡魂（まうこん）今夜（こよひ）かならずきたるべし... お菊が亡魂今夜かならずきたるべしの読み方
京山人百樹刪定「北越雪譜」

...官女朝霧の亡魂が鬼女となって現われ... 官女朝霧の亡魂が鬼女となって現われの読み方
中里介山「大菩薩峠」

...露むすぶ庭の荻原霜枯れて、籬（まがき）の菊の枯れ枯れに、うつろふ色を御覧じても、御身の上とや思しけむ、仏のおん前へ参らせ給ひて、『天子しやうりやう、じやうとうしやうがく、一門亡魂、とんしよう菩提』と祈り申させ給ひけり... 露むすぶ庭の荻原霜枯れて、籬の菊の枯れ枯れに、うつろふ色を御覧じても、御身の上とや思しけむ、仏のおん前へ参らせ給ひて、『天子しやうりやう、じやうとうしやうがく、一門亡魂、とんしよう菩提』と祈り申させ給ひけりの読み方
中里介山「大菩薩峠」

...今大変な名文を拝聴してトチメンボーの亡魂を退治（たいじ）られたところで」と迷亭先生は訳のわからぬ事をほのめかす... 今大変な名文を拝聴してトチメンボーの亡魂を退治られたところで」と迷亭先生は訳のわからぬ事をほのめかすの読み方
夏目漱石「吾輩は猫である」

...この怨（うら）めしき亡魂の一つであって... この怨めしき亡魂の一つであっての読み方
萩原朔太郎「詩の原理」

...さうして芥燒場（ごみやきば）の泥土（でいど）にぬりこめられたこのひとのやうなものは忘れた暦の亡魂だらうよ... さうして芥燒場の泥土にぬりこめられたこのひとのやうなものは忘れた暦の亡魂だらうよの読み方
萩原朔太郎「定本青猫」

...亡魂がお竹を大日如来と崇（あが）め... 亡魂がお竹を大日如来と崇めの読み方
林不忘「仇討たれ戯作」

...不忍の池近くへ庵を構えた男が夜な夜な二人の亡魂に苦しめられるという...
正岡容「小説　圓朝」

...御亡魂（ごぼうこん）の御念力じゃ――このわしの前で... 御亡魂の御念力じゃ――このわしの前での読み方
三上於菟吉「雪之丞変化」

...古エトルリアの地獄神チャルンは巨槌で亡魂どもを打ち苦しむ（デンニス著『エトルリアの都市および墓場』二巻二〇六頁）... 古エトルリアの地獄神チャルンは巨槌で亡魂どもを打ち苦しむの読み方
南方熊楠「十二支考」

...もしくはこの家を代々敵視して来た亡魂とかが弱り目につけこんでくるような...
紫式部與謝野晶子訳「源氏物語」

...この二種の亡魂を意味する語を正月はミタマといってミタマの飯を供え...
柳田国男「年中行事覚書」

...じぶんの亡魂はかならず... じぶんの亡魂はかならずの読み方
吉川英治「私本太平記」

...故人の亡魂をなぐさめるため... 故人の亡魂をなぐさめるための読み方
吉川英治「私本太平記」

...忠烈なる亡魂ども... 忠烈なる亡魂どもの読み方
吉川英治「新書太閤記」