...丁度熱烈なる国家主義者は大抵亡国の民であるやうに――我我は誰でも我我自身の持つてゐるものを欲しがるものではない...
芥川龍之介 「侏儒の言葉」
...丁度熱烈なる国家主義者は大抵亡国の民であるように――我我は誰でも我我自身の持っているものを欲しがるものではない...
芥川龍之介 「侏儒の言葉」
...かの哀れなる亡国の民に愛国心を起さしめ...
石川啄木 「葬列」
...これでこそ真の亡国の民となるのだ...
大隈重信 「日支親善策如何」
...一たび戦いに負けて亡国の民なんというものほど...
大隈重信 「平和事業の将来」
...先祖以来亡国の民ということは知らぬが...
大隈重信 「平和事業の将来」
...然(しか)るに今やこの支那はまさに亡国の民たらんか...
大隈重信 「三たび東方の平和を論ず」
...亡国の民の心ほど頼りない淋しいものはないのです」と...
橘外男 「ナリン殿下への回想」
...この時だけはさすがに亡国の民族の哀れさが聞いている私の胸にまでも滲透(しんとう)して...
橘外男 「ナリン殿下への回想」
...ただ亡国の民となっている悲しさに自分たちの熱愛している主人を奪われながらもなす術(すべ)を知らぬこの哀れな印度の友達たちの暗い心が...
橘外男 「ナリン殿下への回想」
...亡国の民という感じだね...
豊島与志雄 「或る素描」
...いくども亡国の民になったポーランド人の絶望も経験していない...
久生十蘭 「だいこん」
...亡国の民になりさがり...
久生十蘭 「だいこん」
...◇江戸ッ子は亡国の民である...
夢野久作 「街頭から見た新東京の裏面」
...ほかの連中はイザとなると逃げ失せる亡国の民だよ...
夢野久作 「街頭から見た新東京の裏面」
...江戸国民が亡国の民たる事実を裏書したのであった...
夢野久作 「街頭から見た新東京の裏面」
...「ギャッと生れたその時から」亡国の民であったのだ...
夢野久作 「街頭から見た新東京の裏面」
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