...彼は亡友のことをいつも思い出している...
...彼女は亡友の墓参りに行く予定だ...
...亡くなった友人を亡友と呼ぶことがある...
...彼が亡友の写真を見ながら涙を流している...
...亡友の思い出を大切にしている人も多い...
...只次手(ついで)に書き加へたきは忘れ難き亡友のことなり...
芥川龍之介 「学校友だち」
...この書の翻訳としては先に亡友一戸直蔵君の『宇宙開闢論史』がある...
スワンテ・アウグスト・アーレニウス Svante August Arrhenius 寺田寅彦訳 「宇宙の始まり」
...とツ端(ぱな)に、義雄の亡友で、ここの主人の弟で、お宮さんのもとの所天(をつと)が張りつけてある...
岩野泡鳴 「泡鳴五部作」
...不幸なる亡友Y――は...
海野十三 「壊れたバリコン」
...それは亡友Y――によって(いやもっと詳しく言えばY――と私との二人とによって)行われるより外(ほか)に出来ないことなのでした...
海野十三 「壊れたバリコン」
...亡友の死屍のかたへに...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...その頃わたくしは押川春浪井上唖々の二亡友と...
永井荷風 「上野」
...必(かならず)亡友井上唖々(いのうえああ)子を招き...
永井荷風 「十日の菊」
...半(なかば)は亡友唖々(ああ)君が深川長慶寺裏の長屋に親の許さぬ恋人と隠れ住んでいたのを...
永井荷風 「※[#「さんずい+(壥−土へん−厂)」、第3水準1-87-25]東綺譚」
...もし私が亡友に対すると同じような善良な心で...
夏目漱石 「こころ」
...亡友の記念(かたみ)だと思って長い間それを袋の中に入れてしまっておいた...
夏目漱石 「子規の画」
...亡友の意志を継いで水上氏の孫娘の諸権利を確立したいためでもあると結んであった...
久生十蘭 「あなたも私も」
...僕は柏村といふ亡友と学生時分からはなしてゐたので...
牧野信一 「喧嘩咄」
...謹厳といふことで有名だった亡友のKが...
牧野信一 「喧嘩咄」
...わたくしの亡友思軒の文に一の錯誤がある...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...亡友鈴木文史朗の武勇傳など思ひ出す...
吉川英治 「折々の記」
...ひとへに亡友菊池氏の名を冠したこの賞のおかげでございました...
吉川英治 「折々の記」
...亡友三上於菟吉である...
吉川英治 「随筆 新平家」
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