...「亜細亜諸国」という表現がある...
...「亜細亜料理店」などに使用される...
...うつけし声々亜細亜(アジヤ)を領(れう)ず時し...
石川啄木 「閑天地」
...中央亜細亜あたりまでの各国書目を一と通り揃えていた...
内田魯庵 「灰燼十万巻」
...亜細亜(アジア)製鉄所の門をくぐり...
海野十三 「人造人間殺害事件」
...他の支那人とか印度(インド)人とかいう他の亜細亜(アジア)人を措(お)いて...
大隈重信 「平和事業の将来」
...或は中央亜細亜の高原と云い...
高木敏雄 「比較神話学」
...この装身法は小亜細亜(アジア)的に野蛮で...
谷譲次 「踊る地平線」
...すぐ様亜細亜的現実とか東洋的現実とかいうものが連関して来るが...
戸坂潤 「日本イデオロギー論」
...宛もないあの中央亜細亜の砂漠へ二年の計画でそんなものを探しに出かける人があるだろうかな...
中谷宇吉郎 「先生を囲る話」
...中央亜細亜タクラマカンの沙漠の中から発掘された古代画を集めたもので...
中谷宇吉郎 「八戒に遭った話」
...小亜細亜との関係の密なるものあることだけは確(たしか)らしい...
新渡戸稲造 「東西相触れて」
...一五七一年版のオルテリゥスの「全世界図」(これは万暦壬寅に利瑪竇(マテオリッチ)の「坤輿全図」となって日本にも伝えられた)には南回帰線から南極に及ぶ仮想の大陸を描いて未知の南大陸 Terra austraris nondum cognita と命名しているが、欧羅巴、亜細亜、亜弗利加を合わしたものの五倍もあり、地球の南半を蔽う広大な地域で、そこに富み栄える国があるというのが、その時代の地理学の定説になっていた...
久生十蘭 「南極記」
...ピストルをとりあげる物陰から風のように現れると起(た)ち上がる亜細亜新聞記者東山一雄という俺の人格はすっかり消えてなくなって...
平林初之輔 「探偵戯曲 仮面の男」
......
逸見猶吉 「逸見猶吉詩集」
...『皇立亜細亜協会北支那部雑誌』二輯十一巻五二―五三頁...
南方熊楠 「十二支考」
...一を亜細亜虎列拉といい...
森鴎外 「みちの記」
...回教は亜細亜(アジア)向きの宗教らしいという話をした人がある...
柳田国男 「木綿以前の事」
...亜細亜(アジア)の感情や位置の中で...
「純粋小説論」
...どこか中央亜細亜(アジア)の輸入風俗の香がつよい...
吉川英治 「新・水滸伝」
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